香港カップの招待を受諾していたクロノジェネシスですが、これを辞退して有馬記念に北村友一騎手で出走することとなりました。

現在の世界的な情勢を考えると、そうならざるを得ないということなのでしょう。

 

なぜ香港に出走させるつもりがあったかですが、これはおそらく来年に向けての布石だったと思われます。

クロノジェネシスの能力を考慮すると、来年はコロナの状況次第ではあるでしょうが、海外遠征を視野に入れていない訳がないですので、ひとまず輸送距離の短い香港で飛行機輸送に慣れさせたかったのではないかと推測しています。

しかしながら、この現在の状況で香港に行って何もなく無事にレースを終えて帰ってこれれば良いですが、何かあったら大変なことになりますので、今回は辞退したのではないでしょうか。

もう一つ可能性があるとしたら、おそらく香港カップ出走であれば北村友一騎手ではなく、香港にいるモレイラ騎手辺りを確保する必要があるはずですので、その交渉がうまくいかなかったのかもしれません。

 

いずれにしても、次走は有馬記念に決定いたしましたので、北村友一騎手には頑張ってもらいたいと思います。

今年最後の出資馬の出走がクロノジェネシスの有馬記念となりそうなのは自分としても感慨深いものがありますので、まずは 12 月 27 日まで無事に調整が進んでゲートインしてくれることを願っています。