ソーグリッタリングが抜け出した後にソラを使って負けるというのはお馴染みのパターンですが、見事にそうなってしまいました。
ただ、今回の敗戦は完璧に乗って負けたという訳ではないので、その辺りのことを踏まえて書いておきたいと思います。
まず珍しかったのは、浜中騎手のコメントにもある通り引っかかったことです。
おそらく引っかかったのは去年のキャピタルステークス以来だと思われますが、その時はまったく伸びずに惨敗しています。
しかしながら昨日は最後もしっかりと差を詰めて、一瞬勝ったかと思わせるくらいまで走れました。
このことから、ソーグリッタリング自身の力が去年のキャピタルステークスの時より遥かにアップしていると言えそうです。
次に浜中騎手の直線に向いてからの進路取りですが、なぜ勝ち馬の内を突いたのかというのが少々疑問でした。
ソーグリッタリングがソラを使うパターンとして、相手が外側にいる時の方がソラを使うことが多いような気がしているからです。
六甲ステークスの時は相手が内側にいましたので、ギリギリ凌いでくれたのではないかと考えていたので、昨日もできればワンテンポ追い出しを遅らせてでも勝ち馬の外に出してから追い上げて欲しかったと思いました。
どうして内を突いたのかは浜中騎手に聞かないと分かりませんが、推測するとすれば道中引っかかったことにより最後余力があるかどうか半信半疑だったのではないでしょうか。
ただ、初めての 58kg でもしっかりと走り切ることが出来ていますし、ソラさえ使わなければ引っかかってロスがある道中だったとしても勝てた可能性が高かったですし、5 歳の秋ですがソーグリッタリングはまだまだ成長途中かもしれません。
ちょっと元気が良すぎて引っかかったようなことを浜中騎手がコメントしていますので、このまま続戦する可能性があります。
個人的には京都金杯に出走して欲しいと考えていましたが、それだと間隔が空きすぎるので 2000m のアンドロメダステークスやチャレンジカップに出走させるか、もしくはちょっとビックリするようなレースに使うことになるのか、水曜日の更新で池江調教師がどのような判断をしてくれるのか楽しみに待ちたいです。