斉藤調教師と和田助手がコメントしていたように、桜花賞と変わらないくらいの馬体重で出走することができました。
おそらく、今回は飼葉食いが以前より良いとはいえ、思い通りに馬体重が増えないことから、綱渡りのような細い糸をそこからはみ出さないように丁寧に辿っていくという調整方法だったことは間違いないと思います。
そして、それをやり遂げて見事に力を発揮できる状態でクロノジェネシスをオークスの舞台に立たせてくれたことに、斉藤厩舎のみなさんに心からありがとうと言いたいです。
オークス関しては、負けはしましたが比較的速いペースの中を先行していながら 3 着を死守した最後の粘りには感動しましたし、クロノジェネシスは精一杯頑張って走ってくれました。
道中同じような位置にいたカレンブーケドールとの比較から察するに、おそらく 2400m は根本的に少し距離が長かったと言えるような気がしますので、2000m くらいがベターなのかもしれません。
秋華賞はオークスのようなレースができるならば、とても楽しみになってきます。
それにしても、カレンブーケドールは強かったです。
4 コーナーで仕掛けて自ら先頭に並びかけていっているのに、最後あそこまで粘って勝ちに等しい 2 着でしたから、スタミナがあって長距離適性が高い素晴らしい馬だと思いました。
水曜日のクラブレポートが更新されるまではまだレース後変わりないかどうかは分かりませんが、この後は秋までじっくりと充電して馬体重を 440kg 台後半でレースを走れるくらいまでは増やすことができたら良いなと考えています。
秋華賞に向けてですが、ローズステークスを使ってということになると間隔が短いですし、他に間隔的に適するレースもないですので、直行ということでも良いような気がしています。
体質が強化されて、間隔を詰めても問題なく使えるようになるまでは、なるべく連戦は避けてローテを組んでくると思われますし、またそうして欲しいと願ってもいます。
クロノジェネシスには末永く頑張ってもらいたいですので、斉藤厩舎のみなさんには調整方法等様々な面で大変なことがあるでしょうけれども、どうかこれからもよろしくお願いいたします。