馬体重が 440kg と発表された時に、とても嬉しくなりました。
それより 20kg くらい減っているかと考えていたのも事実でそうならなかったことが嬉しさの一因でもありましたが、それ以上にしがらきから斉藤厩舎に入厩する時点で 449kg でしたので、そこからあまり減らさずに出走まで調整してくれた斉藤厩舎のスタッフのみなさんの頑張りに感謝の気持ちでいっぱいでした。

パドックの映像は、前の馬がまともに歩いてなかったことも影響して少しカメラアングル的に判断が難しくなってしまっていましたが、それでも前脚の出し方や後脚の踏み込みなどが良かったですし、雰囲気は良いとみていました。
これならスムーズなレースが出来ればきっと良いレースができると思い、ドキドキしながらスタートを待ちました。

若干枠入りで止まりはしましたが、それほど嫌がっている感じでもなくすぐに入ってくれましたし、他馬もあまり時間が掛からなかったので、出遅れないことをだけを願っていました。
ゲートが開いてからすぐに出てくれましたし、ダッシュも良い感じで先団のインにつけられましたので、このまま 4 コーナーまで行ってくれたらと考えながら見ていましたが、道中で北村騎手の手が動くことなく位置取りもそのままに非常に良い手応えで勝負所まできましたので、後は直線で前が塞がらないことだけを祈りました。
すんなりと逃げ馬と 2 番手の馬の間が空いてくれましたが、逃げ馬が非常に良い感じで走っていましたので、捉えきれないかと思われましたが、そこからの加速が素晴らしく、あっさりと捉えて突き放してくれました。

レースのラスト 1 ハロンのラップが 11.1 秒ですので、残り 200m の地点では逃げ馬と 2 馬身くらい差があったことを考えると、クロノジェネシスは 10 秒台後半のタイムで走っていることになるはずです。
それなのに最後流してゴールしてますので、相当な瞬発力を持っている馬であることをデビュー戦で見せてくれました。
いくら小倉の芝が速いタイムが出る馬場とはいえ、一応稍重発表の馬場ですから、このラップタイムは驚きの一言です。

この後は NF しがらきに放牧に出るとのことです。
次走の予測を立てようと JRA のレーシングカレンダーをじっくりと眺めましたが、斉藤調教師がマイラーだと思うと言っていることから、今日小倉まで輸送しても馬体重がそれほど減らなかったことも踏まえると、重賞に出すつもりならアルテミスステークスかと思われます。
そうでなければ少し距離的にどうかはありますが、紫菊賞かアイビーステークスもしくは萩ステークスではないでしょうか。

まずはしがらきでデビュー戦の疲れを癒していただいて、特に問題がなければ 10 月頃に再び入厩してくることでしょうから、その時を楽しみに待ちたいです。