自分自身は出資することを考えていないですが、キャロットクラブの馬が羨ましく思う時もあります。
新馬戦のパドックでとても良く見える馬が多く、実際に良い走りをすることが多いです。
募集馬ラインナップを選定している方の相馬眼が、かなり良いのではないかと考えています。
中には母馬や兄弟に縁があるので相馬眼関係なしにラインナップに加えざるをえない馬もいて、そういう馬が結果を出してない場合もありますが、それはたぶん募集馬見学ツアーでの動きを見れば出資回避できることもあるでしょう。
なぜそこまでキャロットクラブを評価していながら出資しないのかについてですが、これにはちょっとした訳があります。
それは、自分が出資する馬の選定を軽んじる可能性が高いことが分かっているからです。
社台・サンデー系の場合は、最高でも 1 年に 1 頭しか出資できません。
できれば 2 年に 1 頭くらいのペースにしたいくらいです。
しかし、キャロットは 400 口募集の為、1 口あたりの金額が社台・サンデーに比べれば安価です。
そうなると抽選による出資できるできないは別として、気になった馬を複数頭に出資したくもなりますし、募集馬ツアーなどでの選定の際の評価があまくなる性格であることは自分自身で良く分かっています。
試しに出資してみるか、という決断をしてしまう可能性が高いのです。
その結果 1 頭に対する思い入れも比較的薄く、走っても走らなくてもまぁこんなもんかというあんまり楽しくない状況になってしまうことでしょう。
社台・サンデー系で「試しに」は禁句です。
そんなことをしていたら、お金がいくらあっても足りません。
出資できる範囲内で 1 番良く見え、なおかつそれほど抽選の倍率が高くない馬を選ぶ必要があります。
それゆえに 1 頭に対する思い入れがかなり強いですし、もっともっと良い馬を選べるようにいろいろな面から見る眼を養わなければならないと常に考えています。
ようするに、全然走らなかったら大損するというヒリヒリ感みたいなものを楽しんでいるのです。
現在出資しているすべての馬達に言えることですが、クラシックに出走するような馬に出資しているつもりはまったくありません。
結果的にクラシックで走れているなら万々歳ですが、出来る限り長い期間丈夫に元気に走ってくれて、末永く楽しめるような馬に出資するというのが最大の目標です。
少々話が逸れてしまいましたが、馬を見る眼を養うという意味ではキャロットクラブの馬が新馬戦に出てきた時というのはかなり注目しています。
馬体の雰囲気もそうですが、なにより脚の出し方や動きの連動性が良い馬が多いです。
現在の新馬戦はあまり参考にならないですが、2 歳戦の時はとても参考になります。
馬に興味があって、出資して楽しむということを考えているのであれば、その窓口としてはかなり良いクラブではないでしょうか。
人気のある馬に出資しようとすると、いろいろと条件が出てきてしまうようなので、そのような煩わしさを感じない馬を気にいるような、ちょっとした天邪鬼的な考えの方にはオススメです。
先日は友人にノルマンディーの馬で友人の友人が出資を考えている馬がいるので、ちょっと確認して欲しいと言われて見てみました。
カタログと募集時動画だけでは判断が難しいのですが、見たところ脚の出し方は悪くないですが連動性があんまりないなというのが第一印象でした。
しかしながら、先日ブログに書いたように自分の出資馬でも動画と実際の動きは別物だった馬もいますので、脚の出し方が問題なくダートでも走れそうな感じがあるので未勝利に終わることはないかなと判断して、多くを望まないで楽しむスタンスなら出資しても良いのではないかと返答しました。
どうやら前向きに検討しているようですので、この馬もどのような走りをするのかを見守りたいと思います。