昨日の日曜日にもソーグリッタリングは坂路で時計を出しています。
日曜日の時計だとしても、そんなに速い時計ではないのですが、脚色は「一杯に追う」になっています。
その前の日曜日にも似たような感じでしたので、どのくらい追っているのかというところが非常に気になるのですが、こればかりは映像が見られないのでなんとも言いようがありません。
先週の木曜日に坂路でホワイト騎手が乗って素晴らしい時計を出してはいますが、ここまでの坂路で時計を出している時の脚色を見ると、この馬は坂路ではそんなに動かない(本来は時計が出ない)馬なのではないかと推測しています。
坂路調教は前脚の負担を減らして、後脚の脚力を鍛えるために行うことが多いと思われます。
後脚の脚力がないわけではありませんが、今年の 1 歳馬(シーリーコートの 2015)のように後脚の推進力が前脚の掻き込み力に勝っているわけではありません(あくまでも歩様からの判断で、正解かどうかはわかりません)ので、どちらかというと前後がバランスよく走れるコース調教の方が走りやすいのではないでしょうか。
上記の後脚の脚力を鍛える為以外に坂路で追っている理由の可能性としては、走っている時のフォームが頭が高いのかもしれません。
去年の 12 月の調教動画しか見られないのですが、頭が高いかもなと思いながら動画を見てましたので、そこを修正したくて先週坂路追いを全力で行った可能性もあります。
今日は後々振り返る時の為に少し長く書きますが、個人的に芝・ダートどちらでも走れる馬であると考えていますので、現時点ではですが頭が高い可能性もあることを考慮に入れるとダートの方が向いているのかもしれないです。
そういう意味では、現在の力がいる中京の芝コースはこの馬に適しているかもしれず、これは 1 か月以上も前に 7 月 24 日の中京最終週でデビュー予定と決めたことにも関係がある気がします。
1 か月以上も前にデビュー予定を決めるなら、もう 1 週ずらして新潟の開幕週の方が芝状態もよく、スピードタイプの上がり 3 ハロン 33 秒で走れる馬なら走りやすくていいはずなのですが、そうしなかった理由が力のいる馬場もしくは上がりが速くない方が適しているタイプだと考えていたとするならば、いろんな意味で合点がいきます。
長々と書いた自分の予想は、どこまで正解に近いところまで行っているのかはわかりませんが、今週無事に最終追い切りを行えて、24 日に無事デビュー出来た際にはパドックからしっかり状態をチェックして、レースでどれだけ走れるかを楽しみに応援したいと思います。
パドックに関しては、ちゃかついていてまともに歩かない可能性もあります。
普段は気性がうるさい馬みたいなので、それは仕方がないです。
しかしながら、この馬は操縦性の高さが特筆しているというレポートもありましたので、ホワイト騎手が跨ってから本馬場に出て返し馬をする時に、騎手が導いた通りに進んでいければ、たぶんレースでも問題なく走ってくれるでしょう。
逆に返し馬の時でもまだ騎手の指示に従わずうるさいようであれば、ただ 1 周芝コースを回ってくるだけになるかもしれません。
この馬の馬券を検討されている方は、パドックと返し馬をチェックしていただければ、買えるか買えないかがわかると思われますので、ぜひ確認してみてください。