土曜日は昼食の後、社台ファームから展示が始まります。
その時には雨が降っており、見学するコンディションとしては悪い状況でした。
そのため、その時はこんなもんだろうと募集馬の周回展示を見ていましたが、夕方の追分ファームや翌日の早来ファーム、ノーザンファームで見学していくと社台ファームだけ奇妙な現象が起こっていたのです。
どんな現象かというと、「馬がまともに歩かない」この一言につきます。
特に先頭になった馬が立ち止まってしまうので、他の馬も止まってしまうという状況であり、歩きだしたとしてもかなりチャカチャカしてうるさいのです。
こんな周回展示の様子は社台ファーム以外の牧場ではまったく見られませんでした。
ちなみに放馬したのも社台ファームの馬のみです。
もうひとつ社台ファームのみだったのは、雨が降っていたことです。
しかしながら、雨が降っていたから馬がうるさかった、まともに歩かなかったというわけではないはずです。
立ち止まってしまう馬の後脚に霧吹きで水をかけて、歩くように促すことをしていましたが、僕には馬がビックリしてジタバタしているのでストレスを与えているだけのような気がしました。
このようなところでも、牧場毎の差が出てしまっているのかなと考えざるをえません。
現在、ノーザンファームと社台ファームの育成方法の違いでかなり差が出ていると感じている方がいると思われますが、こういう細かいところの差が最後に大きな差になっている可能性もあるのかなと感じられました。
そんなことを言っていますが、今年一番気に入ってすでに出資申し込みをしたのは社台ファームの馬です。
上記のような不思議な状況の中でも、素晴らしい動きを披露していた馬に申し込みをしました。
今年から冬の夜間放牧の方法を少々変更したらしいですし、少しずつでも社台ファームが良い方向に進んで行ってくれることを祈るのみです。