パドックでの雰囲気はかなり良かったです。
ようやくトモの踏み込みがしっかりしてきたという印象を受けましたし、厩務員さんに甘えるようなしぐさを見せてはいるものの、全体的にもしっかり歩く時間が多かったです。
スタートしてから、出していくということをしないことは分かっていましたので、後方からの競馬になることは理解していました。
外に出してのびてきましたので差し切れるかなと思いましたが、内ものびる馬場でしたし前も止まらなかったので 3 番手に上がったところがゴールでした。
個人的にはこのレースで自分が今まで大きな勘違いをしていたことが判明して、かなり意味のあるレースとなりました。
今まで自分はブレイクザポケットがムチを嫌がってよれて失速していると考えていましたが、そうではなかったのです。
ブレイクザポケット自身はムチに応えてギアをもう一段階引き上げようとしているのですが、おそらくトモの力が足りないため踏ん張りきれずによれて失速していたのだということが分かりました。
今回のレースでは、最初仕掛けていく際には蛯名騎手もそれほどムチを使用していませんが、最後の踏ん張りどころではムチを連続して使っています。
しかし、今回はよれて失速することなく、最後までしっかりと走り切っていました。
今まで騎乗していただいた蛯名騎手と三浦騎手の両名から、真面目な馬であると言われていましたが、本当に真面目に最後まで一生懸命走ってくれているのだと思います。
また、今回は調教が緩いということをレース前に記述していましたが、その調教でも結果が出せました。
好走できる調教パターンが複数あるというのは、とても良いことだと考えられますので、今のうちに様々なパターンを試すのもひとつの方法かもしれません。
この後は NF 天栄に放牧に出して一息入れるとのことです。
復帰してくるのは夏の新潟あたりかもしれません。
完全に本格化してくるのは来年以降な気がしますので、放牧で成長を促しつつレースに使うという今のスタイルは大賛成です。