よく頑張ってくれました。
 
今回は勝負になるかもとレース前に思えたのですが、それには 2 つのポイントがありました。
 
1 つ目はパドックです。
パドックに入ってきた時には、ちゃかついていてまともに歩いてくれませんでした。
これを見て、ちょっとレース前にテンションが上がり過ぎてしまってまともに走れないかもと思いましたが、周回を重ねるごとにだいぶ落ち着いてきてしっかり歩くようになる時間が増えました。
そういえば、1 歳の時の馴致開始時に「性格的に頑固なところはあるものの、一度理解すれば飲み込みは早いタイプ」というレポートがあったことを思い出しました。
おそらくパドック周回のことを理解してきたのかもしれません。
そして、三浦騎手が騎乗した時には、やる気になっている感じがしました。
これなら頑張ってくれそうだと思えたのです。
 
2 つ目は返し馬の走りだした瞬間です。
本馬場に入ってきてからずっと首を上下に振っていて、早く走りたがっていそうな感じでしたが、じっくりと歩かせてゴール板前くらいまで来たときに走りだしました。
その走りだした瞬間の足捌きが非常に素軽く、良い感じでスピードを上げていけているのを見て、これは走れそうだと思えました。
 
後はスタートさえきちんと出られればというところでしたが、幸いスタートもしっかりと出られました。
中団で馬込みの中でも平気そうでしたし、4コーナーまでに徐々に位置取りを押し上げて最後の直線に入り、すぐ目の前にいた勝ち馬が抜け出した後をそのまま通って追いあげましたが、勝ち馬までは届かず 3 着でゴールしました。
ゴール前で内によれてしまったのですが、それがなければ 2 着だったかもしれません。
 
デビュー戦で馬込みの中でもしっかり走れましたし、外に馬がいても怯むことなく抜け出してこられる脚を持っていることも分かりましたし、収穫の多い良いレースでした。
 
この後はノーザンファーム天栄に放牧に出ており、もう少し馬体重を増やしたいようです。
確かに 426kg で走りましたが、もう少し多い方が良いような気がしましたので、成長を促す放牧ということで、プラスに働くのではないかと思われます。
 
2 戦目が楽しみです。