こんにちは、ちびまるです。
今回の営業マン奮戦記から「父の背中」という
とっても切ない物語に入ります
ではでは、本編へ
ある日、30歳代半ばの女性がお店に来られました。
彼女はぎこちない日本語をしゃべり、
イントネーションから直ぐに韓国人だとわかりました。
「いらっしゃいませ。」
「あの~ね。2LDK、3LDKありますか?」
「あッ、ハイ。それじゃ色々と聞かせてもらっていいですか?」
「ハ~イ。どうぞ~。」
「家賃などご予算は?」
「8万円くらいでね。保証金は30万円くらいね~。新しいマンションで・・。」
「そのくらいの予算だと・・・、×××の周辺でないと無理ですが・・・?」
「〇〇がいいのよ。子供の小学校を転向させたくないのよ。」
「小学生のお子さんがいらっしゃるんですか?」
あまり生活感がなかったせいか、
私は勝手に独身女性と思っていました。
「〇〇ではこの予算だと、かなり古くなって、狭くなりますけど・・・」
「古いのはダメね。あとリビングの狭いのも!
大きなテーブルと食器棚があるからね。」
「今お住まいのマンションは、リビングが大きいんですね。」
「そうよ。新築の時に入ってまだ4年くらいよ。」
「ちなみに・・・、どちらのマンションなんですか?」
「☆☆☆マンション! そぐそこの!」
お店の近くの築浅の分譲マンションです。
当然、最新の分譲マンションですから
リビングは大きく、すべてにおいていいはずです。
今こんなところに住んでいて、古く狭い賃貸マンションに引越しする。
果たして彼女は“都落ち”になることに耐えられるのでしょうか?
話の内容はこうです。
彼女は、15年ほど前に韓国から日本に就労ビザでやってきました。
おそらくミナミやキタの韓国クラブで働いていたのでしょう。
そして、一人の日本人の男性と出会い、結婚をしました。
そして女の子が生まれて、
3年ほど前に分譲の☆☆マンションを購入しました。
就労ビザで日本にやってきた彼女は、
何年も長期にわたり日本に住み続けられません。
日本人と結婚することによって、
就労ビサではなくなり、日本に住み続けられます。
しかし、結婚生活はそう長く続きませんでした。
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【本編はすべてフィクションであり、登場する人物もすべて架空のものです】