こんにちは、ちびまるです。


今回の営業マン奮戦記から「父の背中」という

とっても切ない物語に入ります本


ではでは、本編へ ダウン ダウン



ある日、30歳代半ばの女性がお店に来られました。
彼女はぎこちない日本語をしゃべり、

イントネーションから直ぐに韓国人だとわかりました。


いらっしゃいませ。


あの~ね。2LDK、3LDKありますか?


あッ、ハイ。それじゃ色々と聞かせてもらっていいですか?


ハ~イ。どうぞ~。


家賃などご予算は?


8万円くらいでね。保証金は30万円くらいね~。新しいマンションで・・。


そのくらいの予算だと・・・、×××の周辺でないと無理ですが・・・?


〇〇がいいのよ。子供の小学校を転向させたくないのよ。


小学生のお子さんがいらっしゃるんですか?


あまり生活感がなかったせいか、

私は勝手に独身女性と思っていました。


〇〇ではこの予算だと、かなり古くなって、狭くなりますけど・・・


古いのはダメね。あとリビングの狭いのも! 

大きなテーブルと食器棚があるからね。


今お住まいのマンションは、リビングが大きいんですね。


そうよ。新築の時に入ってまだ4年くらいよ。


ちなみに・・・、どちらのマンションなんですか?


☆☆☆マンション! そぐそこの!


お店の近くの築浅の分譲マンションです。
当然、最新の分譲マンションですから

リビングは大きく、すべてにおいていいはずです。
今こんなところに住んでいて、古く狭い賃貸マンションに引越しする。
果たして彼女は“都落ち”になることに耐えられるのでしょうか?


話の内容はこうです。


彼女は、15年ほど前に韓国から日本に就労ビザでやってきました。
おそらくミナミやキタの韓国クラブで働いていたのでしょう。


そして、一人の日本人の男性と出会い、結婚をしました。


そして女の子が生まれて、

3年ほど前に分譲の☆☆マンションを購入しました。
就労ビザで日本にやってきた彼女は、

何年も長期にわたり日本に住み続けられません。
日本人と結婚することによって、

就労ビサではなくなり、日本に住み続けられます。


しかし、結婚生活はそう長く続きませんでした。



父の背中(2)


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【本編はすべてフィクションであり、登場する人物もすべて架空のものです】


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