極秘ルートで入手した秘密の白い粉。


何のことは無い、ふるさと納税で入手した吉野本葛粉です。


こいつを使って葛切りを作るわけですが、今日はそこに至るまでの、どうでもいいお話。
お時間の許す方はお付き合いください🙇


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京都の八坂神社から少し歩いたところに、江戸時代から300年続く鍵善良房(かぎぜんよしふさ)という和菓子屋さんがあります。

名物は賞味期限15分と言われる葛切り。

冷たくツルッとした喉越しの、通販も持ち帰りも出来ない、ここでしか食べられない逸品。

この葛切りが好き過ぎて、以前は毎年京都まで食べに行ってました。

ところが、7年前から仕事が休めなくなり、今は元日しか休まないという恐ろしい生活。

勤務日数、年間364日。

鍵善良房なんて、いつになったら行けるものやら。

でも葛切りは食いたい。

よし。

作るか。

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まずは葛粉の準備。

ところが、本葛粉って結構高いんですよね。

アマゾンだとこんなの↓


ざっと見たところ、1kg5,000円が相場のようです。

京都まで行くより安いけど、いざ買うとなると少し躊躇する金額。

そんな折、ふるさと納税でブツを入手する機会に恵まれました。

早速作ります。

まずは葛粉180gに水450g。約5人分。
粉1に水2.5の割合。

これを冷蔵庫で1時間馴染ませます。

黒蜜作り、うっかり写真を撮り忘れました(汗)


粉末の黒糖300gと水300gを鍋に入れ、弱火で約30分。ゴムベラでまぜながら根気良く。

使うのはこちら↓
ステンレスのバットと、バットが沈められる大鍋。今回は32cmのフライパンを使用。

バットにお玉2杯の葛粉液を流し込みます。

お湯に浮かべて、和紙の紙すきのように前後に揺らします。

液が乾いて固まったら、お湯に沈めます。

引き上げると葛が透明なシート状になっています。

冷水に浸けてゴムベラで優しく剥がします。

こんな感じ。

包丁で短冊状に切って

どう見てもイカの刺し身?

いえいえ、きちんと盛り付ければ

黒蜜&葛切りの完成です。

「うまい!」家族にも大好評でした。

材料は本葛粉と黒糖だけ、手間もやってみれば案外簡単。

鍵善のお店で食べる味や雰囲気には敵わないけど、自宅でも結構イイ線イケるので、皆さんもチャレンジしてみてください!