東西選抜40人のネタも、第3回で書き尽くした感がありますが・・・。
資料もあるし、せっかくですから第4回にも少し触れておきましょう。

月刊フィッシング1981年10月号より
磯竿でラパラぶん投げてた記事も気になりますが、それはまたあらためて。



特集記事を大々的に掲載。
投げ釣り人気の高さが伺えます。

1981年7月5日。
第4回の会場は静岡県浜名湖、今切口から広がる新居町海岸。

先に結果を言ってしまうと、西湘サーフのベテラン、41才の河西美次氏が2年連続の優勝。

徳島ひげサーフの若手、29才の山下優氏が準優勝でした。

なるほど。

遠投派だけど一投多魚釣法を吸収した河西氏が優勝。
徳島の数釣り派だけど、キャスティングトーナメントにも出場する山下氏が準優勝。

あらためて、遠投と一投多魚。この二つを両立した人が強いんだなぁ、と納得。

遠投と一投多魚の両立、今では当たり前なんですけどね。


当時の重鎮達が座談会。
是非、写真を拡大してご一読ください。



大会成績一覧
ブロック制というルールが導入され、何匹釣ってもブロックの上位2位に入らなければ予選敗退。
なので、1R10尾で通過の人、35尾で敗退の人もいます。
う〜ん、ルールとはいえ残酷・・・。


準優勝の山下氏が感想を語られています。


仕掛け図一覧。
針10号、ハリス3号なんて人もいますね。



タックル一覧。

リールについては、
この年シマノからエアロキャスト、
オリムピックからはEX93が登場。

数えてみたら
EX93  17人
プロスカイヤー7スーパーノーズ  15人
エアロキャスト7000EX  10人

エアロキャストが人気を独占!
かと思ったら、意外と(?)EX93が大健闘しています。

EX93って、従来の純93やサーフ93と性能的に大差無いんですよね。
「投げのオリムピック」っていうイメージが強いせいでしょうか?
それとも、性能どうこうより93シリーズが好き、っていうファン心理?

竿については、
オリムピック14人
がまかつ10人
シマノ9人
リョービ6人
ダイワ6人
といったところです。
サクラの日本号が無い・・・(TдT)


有力選手には記者がついてレポートを記録していました。

準優勝の山下氏



41才の都倉氏は自作和竿の使い手
和竿で100m以上投げるのってスゴいです。

中井戸氏はイレブンフィッシングの有名人
↑そういえば第一精工のキング天秤、昔はライナー天秤って名前でした。
どうでもいいネタですね(汗)


塩田氏は35尾釣ったのに、ブロック制のルールに泣き、第2R進出ならず。

2連覇の河西氏。
この3年後、第1回シマノジャパンカップが開催されますが、優勝は河西氏。当時の投げ釣りトーナメントでは最強でした。

この号を読んでいると、当時の投げ釣りに対する熱量の凄さがヒシヒシと伝わってきます。

投げ釣りが熱い時代だったんだよなぁ。

第5回の資料もあるので、思い出した頃にいずれまた。

〈4/30追記〉
写真がピンボケで見にくかったので、撮り直して差し替えました。