いつか来るとは分かっていても、いざその時を迎えると辛いもんです。

10年ほど前、鳥取県智頭町芦津の「みたき園」という店で山菜料理を食べました。

店のおばあさんと話していたら、「この前、坂本さんっていう有名な人が来られたでぇ。」

とんでもないことを言う。

そういえば地元新聞に坂本龍一が鳥取に来たという記事が出ていたような・・・。

「もしかして坂本龍一さんですか?」と尋ねたら、「そうそう、その人だわ。あんたが座ってる席で食べんさったで。」


中学生のころYMOにドハマりして、坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣、それぞれのソロアルバムも愛聴しました。

戦場のメリークリスマス、ラストエンペラーは何回見たことか。

バルセロナオリムピックの開会式で坂本龍一が指揮者として出演したときは鳥肌が立ちました。


いろんな思い出がありますが、いつの間にか何十年もの月日が経ちました。
高橋幸宏も亡くなり、寂しさが募ります。
今はただ、過ぎ去りし日々を懐かしむのみ・・・。

坂本龍一氏のご冥福をお祈りします。

名盤サマー・ナーヴスを聴きながら。