まずはこちらをご覧ください↓


レッド・ツェッペリンのカバーを歌ってらっしゃるこのお方。人見元基さん。

3年ちょっと前ですね。このとき御年61歳。


還暦過ぎてこの声量。バケモンですわ。

隣でロバート・プラントみたいな格好で圧倒されまくりのお兄さん、相手が悪すぎます。お気の毒に‥‥‥。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(ここから敬称略。ご了承ください。)


人見元基は、世界を股にかけて活躍したロックバンド「VOWWOW(ヴァウワウ)」のボーカルから高校の英語教師へ転職という、異色の経歴を持った方。


こんな動画が残ってます↓ 


高校の卒業式でライブ。バンドメンバーは生徒や同僚の先生のようです。

ステッペンウルフのBorn to be wildを歌ってるんですが、英語教師ということで、「Bornは過去分詞で始まる‥‥接続詞で書きかえない‥‥」とかなんとか言ってます(笑)

人見元基が先生だなんて、生徒さん羨まし過ぎです。



 VOWWOW解散後も1996年にはB'z松本孝弘のソロアルバムに参加したり



 セガのゲーム音楽で歌ったり



 これはVOWWOW在籍中の1989年ですが、ドン・エイリーのアルバムに参加したり



NHKみんなのうたまで(笑) 



 まあとにかく、日本のロックボーカリストでは実力NO.1。世界レベルでも相当なものだと思います。


 1988年、武道館のイベントにて。
世界音楽祭?
他のボーカルを掻き消す人見元基の声(笑)


これはPAの問題だとか、ハンドマイクとスタンドマイクの違いだとか諸説ありますが、それを差し引いてもオクターブ上で爆発的な声量ってのが理由じゃないかと。
人見元基の声しか聴こえん(笑)


 VOWWOWではこんな感じでした↓



 1986年 中野サンプラザ。渡英直前。

このライブはVHSテープが擦り切れるまで観たなぁ。


 山本恭司のギターもいいなぁ。


山本恭司の名言。
「動物が鳴き声で感情を表すように、僕はギターでそれを表現したい。」
いやまさしく。
この人のギターは胸に響きます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

VOWWOWの全盛期から30年以上経ったけど、僕の中では未だに人見元基がロックボーカリストNO.1。
この手の音楽が苦手な人も多いし、共感できない人もいるかもしれません。
でも、その声を武器に世界を渡り歩いた実績については、誰しも認めざるを得ないと思います。

もしも教師にならなかったら、今でも世界が注目するボーカリストだったんじゃないかなぁ。そこはもったいないような、ファンとしては残念な気持ちです。


最後にVOWWOWのアルバムからオススメを1枚紹介。

3枚目のVOWWOW Ⅲです。


辛口で知られるハードロック専門誌のアルバムレビューで、90点代という異例の高評価でした。

ラストのペインズ・オブ・ラブなんて、今聴いても泣けます。


こんなに凄いボーカリストがいた事実、一人でも多くの人に知ってもらいたいなぁ。