蒲郡で靴屋の3代目をやっている大丸靴店、大桑正弘のブログ -16ページ目

蒲郡で靴屋の3代目をやっている大丸靴店、大桑正弘のブログ

49歳の靴屋の3代目です。
靴屋の日常から仕事のことなどをブログにしてます。

こんばんは大桑です。
玄関で靴を脱ぎ履きすることが多い日本では、いちいち紐を縛るのが大変なため、ファスナー付きの靴をお履きになる方も多いです。

「なんだか靴のファスナーが上げづらいんだけど」
そんなご相談をよくお聞きします。
今日は靴屋の店長がお伝えする、靴のファスナーを簡単に上げる方法です。

私がよくお客様にお伝えするのは、「足が靴の中でつま先のほうにある状態で、ファスナーを上げようとされるので、足の甲が邪魔をしてファスナーがあげづらいんですよ!
足のかかとを靴のかかとに合わせてからファスナーを上げてください」
とお伝えすると

「本当だ簡単に上がる」とびっくりされます。

ファスナーが上がらないからと、靴の紐を緩くしていませんか?

靴の紐が緩むと、足の結合も緩み、足のアーチが崩れます。
体を支えられなくなるばかりか、崩れた足は足の緩みによってタコができたり、関節の痛みの原因になりやすいです。

もう一つファスナーが上げづらい原因があると思います
それは足の傾きや足の甲の高さにあると思います。
膝の位置が外を向いた状態ですと、足の内返しと言って土踏まずが持ち上がり甲が高くなります。

ご自分の足で試してみてください。
土踏まずを持ち上げると甲の部分が高くなると思います

甲が持ち上がった状態で、ファスナーを上げようとすると甲が邪魔してファスナーが重く感じると思います。



甲が持ち上がらないように、なるべく膝の位置をまっすぐにしてファスナーを上げてみて下さい。
意外とスムーズにファスナーがあるかもしれませんよ!



お腹にお肉があり膝が開いてしまう方や股関節に不安があり前かがみができてない方は、足を台に乗せるなど工夫して履いてみてくださいね。

明日は店長大桑お休みをいただきます。
今月は15日(水曜日)と29日(水曜日)の二日間お休みがあります。
ご相談のお客様はお気をつけ下さいませ。