井上荒野さん、どこまでいくんだよー😓
という感じ。
重たい、深い、お話です。
セクシャルハラスメントの、光景。
セクハラ、って、今、あっちでもこっちでも
いろいろと話題になっています。
井上荒野さんは、何故、この話を
書こうと思ったのか?
それが何だかとても気になります。
しかも、それは今、井上さんがいるところ。
わざわざそこを選んだのはどうしてかな?
小説講座の人気講師、月島、
彼は、次々と新人の芥川賞作家をつくる!と
とても有名。
月島の独白、特に若い頃の編集者としての
月島の独白の部分は、とても、素晴らしい!
なるほど!だからか!と思えるほどの
小説への熱意🤩
どれほど小説が好きかは、読んでいても
こちらまで嬉しくなるほど。
本が好きな人は無条件で好き😊な私😝
動物病院の看護師の咲歩は、
小さい頃から書くことが大好きで、
7年前、月島の小説講座に入った。
そして、月島から、才能を認められて、
特別扱いを受けるようになる。
尊敬し、心酔している月島から、
個人的に呼び出され、指導を受けて
咲歩は有頂天になる。
そして、その延長で、ホテルに誘われて、
肉体関係を求められても、
小説を書くため、と言われると、咲歩は
拒むことができない。
そんなことが3回目に、咲歩は、
これはレイプだ!とやっと自分で気付く。
そして、講座をやめ、小説も書けなくなってしまう。
その後知り合った、高校の同級生の俊と、
結婚したけれど、心の奥底には、ずっと
月島から受けたセクハラが消えずに残っていて、
時々それが突然噴き出して、自分を見失いそうになる
そして、ついに、7年も経って、週刊誌に
月島のセクハラを告発する。
仮名だし、絶対に特定できないようにしてくれ
とは言ったけど、でも、
俊にだけは、実は、と打ち明ける。
どうして?
とこれも思いますよね。
打ち明けなければ、誰もそんなことは
知らないままなのだし。
俊は、咲歩のことを高校時代から好きだった
だけに、とても優しいし、
セックスに臆病になっていた咲歩を、
長い間をかけて、ゆっくりと関係を繋いでくれている。
打ち明けられた俊は、混乱して、
ふたりはしばらく別居をすることになるし、
どこかから漏れた咲歩のことを嗅ぎつけた
誰彼が、仕事先にまで電話をかけて
くるようになり、咲歩は仕事も
辞めてしまう。
黙っていれば良かったのに!
セクハラって、そんなに長く、
消化できないもの?
と、すごく混乱するのだけど、
なんなら、私は、月島の言う、
「セクハラの
つもりはなかった!恫喝も暴力もしていない!
彼女は才能があった!
面白い小説を書かせたかった!
それだけだった!」
と言うことを受け入れそうに
までなったりもするほどだけど。
そして、そこで、もう1人、
もう、随分前に、
月島の講座からの初めての芥川賞をとり、
その後も次々と純文学でヒットを出している
小荒間洋子が、
それまでは、
月島と和やかな対談までしていたのに、
咲歩の告発記事を受けての
週刊誌からの要請で
受けた対談で、
「月島さん、あれはレイプでした!」と
突然言い放つのです。
まだまだ新人の頃の取材旅行で、
月島に肉体関係を求められた、と。
今までは、月島に誘導されて
あれは恋愛だったのだと
思い込もうとして来たけど、
それでもやはりそうではない!
そうではなかった!
あれはレイプだった!
と、小荒間洋子は、突然、言ったのです。
何となく、セクハラというものが、
そんなに簡単なものではないのだ、ということが
やっと理解できるような気がします。
咲歩と違って、小荒間洋子は、
もう充分な大人で、作家としての地位も築いている
女性が、それを告発せずにはいられなかった
のだから。
セクシャルハラスメント、
私は、例えば、フジテレビの事件なども、
いつまでもしつこいな💦
もういい加減静かにしておいた方が
いいのではないの?
くらいの認識しかなかったけど。
私の認識の甘さなのかな?
この本を、300ページ近く、読んだ後でも、
まだ、咲歩の告発が、
それで良かったんだ!とは
どうしても思えない。
幸せな結婚生活を壊してまで、しなければ
ならなかったことだとは私には思えない😕
だけど、もしかすると、この本で、
勇気をもらえる人がいるのかも、
とも思うけど。
疲れた😓
カレーも焦がしてしまった😰
最近、トマト缶で仕上げるので、
すぐ焦げるのよね😵
まぁ、何とか誤魔化せそう👍
豆も沢山入れて、栄養とって、元気だそう!😛