今年の朝顔
こにさんのご紹介。
奥田英朗さんは、
「邪魔」「最悪」など、いろいろ読んでいますが、
やはり「オリンピックの身代金」が、中でも
抜群の面白さで、強く印象に残っています。
この本の時代に東京にいて、変わっていく東京を
見たかった!と強く思ったほどです。
まだ小学一年生くらいだけど、それでも、
どこかに、急激に変わっていく東京の印象が、
少しは記憶に残っていたかもしれないのに🤪
そして、いわば日本の再起をかけた
東京オリンピックが無事に開会できるかどうか?
最後まで、ハラハラと息を呑むほどの緊迫感が
続き、読み終わった後、しばらく呆然とするほど、
読み応えがありました👍
この「罪の轍」は、
やはり同じ時代、オリンピックの前年。
日本がとても力強い時代👍
私でもその名称だけは知っていた
「吉展ちゃん誘拐事件」が、主題です。
事件は知っていても、
その事件は、
吉展ちゃんという子供が誘拐され殺害された、
ということぐらいしか知らなかったので、
これも、その事件の
詳細を知り、そうだったのか!と
衝撃を受けながら、息を詰めて、読みました😳
誘拐事件で、初めて報道協定が結ばれた
事件だったこと、
まるで、雫井さんの「犯人に告ぐ」
の小説のように、
警視総監自ら、テレビで犯人に
「子供を返してくれ!」
と、呼びかけたこと😳
犯人の肉声も公開されたこと、など
まだやっとテレビが国民に
普及し始めた頃の日本で、
その事件がどれほどのインパクトで、
日本中に広まったか!は、
想像に難くありません🧐
思わず、読み終わってから、実際の
「吉展ちゃん誘拐事件」を検索してみましたが😂
犯人の名前や、被害者の名前年齢、親の職業など
は、変えてありましたが、ほぼ実録のようで、
だからこその迫力なのだろう、と思いました。
犯人は、幼い頃、母親の再婚相手に虐待され、
当たり屋、をさせられ、
その事故の後遺症で、脳に障害が残っている、ということにされています。
本の中でも、自分には喜怒哀楽がない、などと
言っていますが、実際にはどうだったのか
分かりません。
ただ、死刑判決を受けた刑務所の中で、
短歌を詠むことを習い、
朝日歌壇にも何度も投稿していたようです。
死刑執行前日の歌とされている、
「明日の日を ひたすら前に打ち続く
鼓動を胸に 聞きつつ眠る」
などの歌は、とても頭に障害があるとは
思えないほどですが😰
本では、
とにかく、オリンピック前の、まだまだ混沌と
している日本と、
その頃の警察、刑事と、
北海道の礼文島で生まれ、義父に虐待されて育ち、
少年時代から、空き巣や、窃盗だけで生きてきた
犯人が、命懸けで東京に出て、
友達ができ、女性とも同棲して、
初めて人間として生きることができ出したばかりの時の事件で、犯人が、事件後、
自分が礼文島などに生まれず、
あの義父にさえ会わなかったら、こんな人生には
なってなかった!と悔やむとおりで、
思わず犯人に同情したくもなります💦
そして刑事さんも、今ではちょっとないほどの
親密さで犯人に対峙していて、
犯人も、逃亡後にわざわざその刑事さんに電話して
謝ったり😵
やっと敗戦から10年がたち、もはや戦後ではない!
という頃の日本🇯🇵
国の威信をかけたオリンピック開幕前の日本。
「オリンピックの身代金」同様に、
とても読み応えのある、エンターテイメント小説
でした!
昨日は3ヶ月ぶりの脳外科の診察日
前回は、胃カメラと大腸内視鏡の間の日で、
地味に凹んでいましたが💦、
今回は、気持ちも明るく😜
先生に「いかがですか?」と尋ねられ
「はい!元気です!」と威勢よく答えてしまいました。看護師さんや先生も、笑って、
「良かったです!」と。
後から、あの場合、「変わりないです!」
せいぜい「大丈夫です!」くらいで、
「元気です!」では、小学生だな😝と、反省。
でもそのおかげか、心配していたフォローアップの
ためのMRIは、「MRI嫌いなら、
まぁまた顔だけ見せてください!」
と無しになりました✌️良かった!
MRI、と言われたら、またまたドーピング用の
レンドルミンを確保しなくちゃいけないところ
でした😱
そして帰りに、近所のかかりつけ医によって
帰ったのですが、まぁ貧血は鉄剤を飲むことで
改善はされたものの、貧血の原因が分かってないので、子宮筋腫の疑い🤨と、
産婦人科に、行った方が、と言われたのですが💦
当然もう閉経していますし😅不正出血がある訳でも
なく、行かなきゃいけない?かな?
そんなわけないでしょ🤪と思うんだけど
どうかな?
さぁ今日は、久しぶり?に万博!
日本の絵師100人展見てきます😊
噴水ショーがないので、おにぎり作るのも
あまりワクワクしない😵
また、リポートします♪