これまた、あー金原ひとみさんだぁー!という
ような小説です🤪
本当に最近、とても個性的な作家さんばかりに
出会って嬉しい限りです。
金原ひとみさん3冊目。
3冊全部、ストーリー的には全然違うのに、
読み始めるとすぐ、金原ひとみさんの本だ!と
分かります😆
主人公は、29歳、カナ
18歳の時に、ストーカーと化した元恋人に
刺された過去がある。
その男が刑務所に入った後も
その男の幻影に怯えて、外出も出来なくなり、
閉じこもっているカナに両親はイギリスに
留学を提案した
そして29歳の今は、
イギリスで知り合った裕福な年上の夫と、
幼い息子を持ち、日本に帰ってから始めた
スタイリストの仕事も充足し、満たされた日々を
送っていた。
そんな時にアメリカから、姉一家が突然に帰国。
10年ぶりに会った甥、弘斗は、19歳の男、
としてカナの前に現れ、
激しい思いを、カナに寄せてくる。
カナは、
引斗が話す夢の話が、昔、
自分を刺した元恋人と同じような話しであることや、
どこか既視感を感じたりすることで、危険は、
薄々感じつつも、
それでも引斗に惹かれることを止めることは
出来なくて、危うさを秘め関係は
続くのだけれど…
やがてその関係は、弘斗の父、義兄に露見し、
そして、義兄は、カナに弘斗の過去を打ち明けに
きます。
アメリカで引斗は、付き合っていた中学の時のフランス語の教師が、別の男と浮気をしたことで、
彼女の首を絞め、殴る蹴るの暴行をして全治2ヶ月の重症を負わせた。、それだけなら、若者が、
恋愛で我を忘れて暴行を振るったのだろう、と
思えるが、引斗は、示談が成立した後も
彼女を殺す機会をナイフを隠し持って
窺ってた。
突然の帰国は、そのためです!と😱
あの子は、いつもにこにこして、穏やかで
裏表のない好青年に見えるけど、
あの子は危ない!と。
帯の言葉
「完璧な人生.完璧な家庭、完璧な生活
カンバスの上に描かれたような
完璧な人生に
いつしか私は蝕まれていた」
所詮、カナは、破滅的な愛を注いでくる男性に、
どうしても惹かれてしまう、ということか?
面白かったけど、いかにも金原さん、と
いう感じがして、
「マザーズ」や「持たざる者」ほどの
インパクトはなかった。
どちらかと言うと「蛇にピアス」の感覚かな?
ただ、どの本でもそうだけど、
金原さんの小説の主人公は、
大抵海外にいて、(アメリカやイギリスやパリ)
そこから見た日本がどう見えるか?
良いところも悪いところも😎
それがとても興味深いし、面白いな、と
思って、いつも読みます。
さて、次は、誰にしようか?
次々と、読みたい本が待ってるので
嬉しいような焦るような😅です。
昨年春に田舎の近所の不動産屋に、
売りに出してそのまま、病気などで忘れてしまっていた、実家が、
昨年末に、突然買いたい、と言う人が現れて、
年末年始含めて、名義書き換えなどで、
バタバタしました。
特に実家のある田舎の市は、マイナンバーの
対応をしていないので、より
ややこしかった。
ただ、買主の方は、小さいお子さんがいて、
4月から幼稚園だ、ということで、
それが何より嬉しくて、
あの実家に小さいお子さんが、走り回ったり、
子供の声がしたりすることは、家もさぞ喜ぶだろう!
と🤣
それにもうすっかり、小さな子供のいなくなった
隣近所も活気づくようで、
それも嬉しいですね😃
2月半ばに正式な引渡しに行き、
それでもう手放してしまいます。
急な話しだったので、バタバタとすぐ決めてしまい
ましたが、
妹と、(妹も大阪にいます)
南海トラフとか来て、大阪に住めなくなったら😱
どうする?とか。近くの温泉が、インバウンドで
だんだん賑わって来ているとのことで、
あそこもこれから、高騰するかもよ😰
などと話して、笑って淋しさを紛らわせて
います。
仏壇の母には、
「お母さん、ごめんね、だけど、あの家そのまま
残るから、それに賑やかに使ってもらえるから、
良し、としてな🧐」と
話しています😝