わぐまさんが、昨年末紹介されていた本です。

実はわぐまさんの、昨年ナンバーワンの「カフネ」

の作者さんもこの河﨑秋子さんと混同してました!

先ほど気がつきました😱

図書館の予約、「カフネ」河﨑秋子さんでしてるわ😅

複数の方が、「ともぐい」などをブログで

紹介されてもいましたね

これは、ブックオフで買いました。

なんと¥715で、古本の値段じゃないなぁ💦

とは思ったのですが、😬、初、河﨑秋子さん!読みました!¥715

十二分の価値があったと思います👌


そして思い出しました!「ともぐい」で

直木賞を受賞した後、何かの番組で、

羊飼いをしていたということ、

羊の男子?は、決して草食系ではなくて、哺乳類の中では1番なくらい生殖能力が強い🫢

というお話をされていた、面白い方だ!

ということ

そんなに、おおらかで楽しい方が書いたお話なのに

息が詰まるような辛いお話でした😰


この本の主人公、ミサエは、

両親の顔も知らず、10歳で、根室の

元屯田兵だという家に使用人として引き取られ、家事全般、農作業、畜舎の手伝い、とこき使われ、

着る物も食べ物もろくに与えてもらえず、

隙間風の入る廊下で

寝かされ、それを、見かねた薬売りの紹介で、

札幌の薬問屋で奉公することになり、戦後、保健婦として、また辛い思い出しかない根室に帰ることになります。

その根室で保健婦として働きながら、

横柄で、自分勝手、思いやりもない夫との

冷たい結婚生活も

我慢を重ねて耐えている生活の中で、

まだ小学生の娘が、いじめにより自殺するという

あまりにも過酷な悲劇が起こります。

次々と、辛い運命に翻弄され、

読んでいて、どうしてそこまで、自分を追い詰めるのか?どうしてそこまで我慢するのか?

何もかもを捨てて逃げて、

自分を解放してやればいいのに!

と、読みながら焦ったくなるほど😵


シメコロシの樹、

ミサエは、あまりにも強くまっすぐで、何もかもを

受け入れてしまい絡みつかれて、締め殺されてしまったということなのでしょうか?

養子に出した息子の雄介もまた、

養家から出ることなく、

その家の後継として帰ると決定して、

息子もまた、自分を犠牲にするのか?と

思ったけれど、でも雄介には、ミサエと違い、

絡まってくるものを

ほどき捨てながら前に向く強さもあるようです

温かで光差す場所を作るのだ、と

決意するところでお話は終わっていて、

ほのかな明るさも感じられます。


「ともぐい」早く読みたい!

と思っています。


最近、次々ともっと読みたい!と思う作家さんが

でてきて、嬉しい限りです。

金原ひとみさん、吉川トリコさん、高嶋哲夫さん、

そして河﨑秋子さん、何となく、すっごく資産家に

なったみたい😆

今日は、隣の区の図書館まで行き、

そこにあった河﨑秋子さんの本3冊、

高嶋哲夫さんの「M8」借りてきました!

残念ながら、「ともぐい」は

ありませんでした。

もう随分前に予約してるんですけどね💦


隣の区の図書館まで歩いて、行って帰って、

ちょうど8000歩です。

理想どおりの散歩コースですね👍

近くの図書館は、何と、行って帰っても、

1000歩ほどです😅

良い所に住んでまーす✌️