もう随分前、読んだ本。本棚の本。

古本屋で買ってる!

¥150だって、もっきりやだって😝懐かしい、

もうきっとないとおもうわ😭


でも読んでみると、これが意外に全部

面白い!ちょっと時代が古いな、とも思うけど、

でも、さすが宮部みゆきさん!

ミステリーだけど、事件は全くおきない10編。


例えば、たまたま乗ったタクシー

自分を裏切った婚約者を、

交通事故に見せかけて、殺してやろうときめて、

運転免許をとったんです!という

女性タクシー運転手🤣の話し

「10年計画」

まだ20歳の時!だったんです、と

だけどすぐ、では、疑われるだろうから、

10年後に実行しょう!と決めて😎

10年待つのしんどいなとおもったこともありますよ。あんな奴とこの世の中に十年も同居しているなんて、だけど、仕事もクビになっていたし、

とにかく必死だったんですよ。

少しの貯金で運転免許をとって、

そして、殺すための運転技術を磨くため🤨

タクシー運転手にまでなって😭

それに人を殺すんだから、賠償金も用意しておかないといけないし、私は、ずいぶん、頑張りましたよ。

今では優良運転手です👌

5年後には同僚運転手と結婚もして、子供も生まれましたし、家も建てて、とにかく忙しくて、

もう計画も忘れかけたちょうど10年目のある日

たまたま、その人を乗せたんです!

すぐ分りました!その人でした!

あきらかに娘ではない、と分かる若い女性と

イチャイチャと💦

あの時裏切ってくれてありがとう!

と思いましたよ!と👌案外、良いことしてくれてたんですねあの人。あの時裏切ってくれてなかったら、今の私はないんだもの😜


「8月の雪」

充は、高校生だけれど、今は、家のベッドで

寝たきりでいる。電話がなっているけど、

家の電話にさえ出る気にもならない。 

充は半年前、交通事故で片足を切断したから。

高校生になった時、クラスにいじめがあった。

そのいじめられていた男子は、

「僕はいじめが辛いからではなくこういう世の中に希望が持てないから死にます。こんな不公平なことばかりならぼくは、もう

生きてていたくない」そう遺書を書いて自殺してしまう。充は、その彼をいじめていた奴等を許せないと

思っていた。ある日、相変わらず、何事もなかったように、おお騒ぎをしている奴らに、「クズは

お前らだ!」と叫び、逃げ出した。

通用門まで、逃げた時、追いかけてきたその中のひとりが、

ナイフを取り出すのが見えた。

殺されると思った充は、通用門から外の大通りへ

飛び出し、そこへ来たトラックに引かれたのだ。

それで充は右足を無くした。

早く立ち直れ、と元気を出せ、努力しろ、

とみんなは言う。

どうしてそんなことをしなくてはいけないんだ。

こんな酷い目にあった上に、どうして充が死力を振り絞らなければいけないんだ。

こんな不公平なことばかりなら俺ももうこんな世の中とかかわるのは辞めたい。もう一生寝たきりで過ごしても構わない!とも思っている

さっきの電話は、祖父の入院先からだった。

もう一度かかった電話にでた母が

おじいちゃんが亡くなった、と伝えにきた。

82歳、もう長い入院だったし、

それまでも、食事の時にしか顔をあわさないし、

あまり話をしたという記憶もなくて、

そんな祖父の葬式にも出ないで祖父の部屋に

入ってみた時、祖父の文箱の中に、遺書のようなものを見つけた!

「これが最後の手紙になる。僕は潔く死んでゆく

覚悟でおります。後のことを頼みます 勝一郎」

勝一郎は、確かにおじいちゃんの名前だけど、

なんだこれ?

戦争中のものなのか?

父に尋ねてみるけど、

戦争には行ったと思うけど、その話は一度も

聞いたことがない、という

家族誰も聞いたことがない。

同じ文箱の中にあった、数通の年賀状から、

電話番号を調べ、そして充は、片っ端から

電話をかけてみる

その中のひとりが、その遺書を知っていた!

それは、ニ、二六事件の時のものだと言う!

二、ニ六事件!

あのただの情けない年寄りだったおじいちゃんが

クーデターをした!?しかもニ、ニ六事件?

最後まで立てこもって、包囲され、

反乱軍だとされて、もう終わりだと思って、

みんな遺書を書いたのだという、20歳だった

雪が降っていて寒かった!と。

正しいことだと信じていたから、死ぬのもこわくはなかったし、覚悟もできていた。

だけど、後になってそれは、間違ったことだと

言われた!

「勝一郎は、誰のいうことが本当なのか、分からないのは、自分の頭が悪いからなんだろう、それが

悲しい、と言って悩んでいたよ」と

おじいちゃんは、だけど、それから60何年を誰にも

何も言わずに黙って生き抜いてきた。

おじいちゃんは、何を考えていたのだろう?

何かわかったのだろうか?何も知らなかった!

僕にはまだまだ知らなければならないことがある。

二、二六事件のことも、もっと調べてみよう!

どれほど辛い目にあっても、何も信じることができなくなっても、そこで負けてしまわなければ、

そこからまた生きていくことの意味を、価値を、

どこかで必ず見つけることができる。そして、

おじいちゃんが、遺書を書いた日に降っていた雪が、僕にも見えるようになるかもしれない。

「 お母さん、僕は明日、学校の図書館に行ってくるよ!」

この一編は、ちょっとグッと胸にきました。

宮部みゆきさんの書く老人は、男性も女性もだけど、いつも、何だか、気骨があって、

私は好きです!


さて.「月収」ですが、

これはまた、大変なことになってきています。

今度の婦人公論では、

「月収八万の女」は、もう終わっていて😂

「月収10万を作る女」に変わっていました💦

今度は、どうやらわたしの嫌いな投資信託のお話しです。新NISAのお話し、

新NISAに、年間360万5年投資し、

その後7年すれば、つまり12年後には、

年間120万の利益を得ることができる!というもの。私はイマイチ苦手なので、詳しくは、説明できませんが、もし興味のある方は、2024年、

婦人公論5月号「月収」をお読み下さい😝

いよいよどこに向かうのやら?です


今日は鶏ガラで野菜スープ作りました。

こんなに暇なのにスープ作らない手はない!です。

久しぶり

美味しかったな!