村上春樹さんの新作?

図書館に予約して随分待ちました


前作、前々作の

「1Q84」「騎士団長殺し」と

よく似た雰囲気のお話しでした

(その間に「色彩をもたない…」があるかも)


何となく退屈?な感じもするのに

いつのまにか引き込まれて読んでる、

という感じです


今日は、読書の日、と決めた休日?

ずっと読んで、

(もちろんお昼ご飯作って食べたり、

洗濯したりはしました😅)

今、午後3時読み終わりました!


「1Q84」「騎士団長殺し」

もそうだったのですが

夢中で引き込まれて読むのに、

最後の部分で、アレ?という感じ

こんなに長く読んできたのに

これで終わり?というような😳

結論がないような?(この本はあった?)


特に「1Q84」がそう思ったかな😜


第一部では、

高校生の主人公が

ひとつ年下の彼女と知り合い

親しく交際するようになり、

彼女から「壁」の中の街、のことを

教えられるところから始まります


彼女は、

本当の私は

その街で暮らしているだ、と話し

あなたも

ほんとうに望むなら、その街に

入ることはできる、と言います

そしてある日突然彼女は、

17歳の彼の前から消えてしまう


そして45歳の彼

出版流通会社に勤め、

仕事も安定し、地位も上がり、

収入もそこそこあり、という時


彼は、突然、穴に落ちるように

彼女が話していた

壁の中の街、に入ってしまう

そこの中の奇妙な暮らしは、

興味深くはあるのだけど…🤔



第二部

彼は、現実の世界に帰っています

45歳のままです

そして、ある地方の小さな図書館で

館長として働くようになります


現実の彼は

やはりいつものとおりの

村上春樹さんの小説の主人公で

私がとてもステキだと思う男性です


日々の料理を自分でつくり、

ジムに通い体調管理をして

身の回りを清潔に保ち、

余暇は本を読んで過ごす


その図書館館長の日々は、

次々と不思議なことはおこるものの

安定していて

お話しは、読みやすく

いろいろなエピソードも面白く


どうぞこのまま彼は、

「壁」の外で、現実で

暮らしていけますように!

と、願いながら読み進むほど😅


そして、短い第三部

再び、壁の中へ💦

その世界の中の出来事に

何か大事なメッセージのようなものが

含まれているのでは?

と思いつつ、ピンとこないまま

読み終わりました😅


「あとがき」で

この作品は40年前に書いた

同じ題名のものを

もう一度書き直した、とあります

第一部が、40年前の書き直した部分で

第二部第三部は、今回付け足したそうです


何となく消化不良のような

うーん🧐という感じが残るものの

でも大半をしめる第二部は、

とても面白かった!

私にとっては、

村上春樹さんの小説は

面白くて引き込まれて読んでしまうのに

読み終わると

何故かいつも、

エッこれで終わり?という気分に

なるような😳

まぁ自分の読解力のモンダイかな💦



そして前回も書いた

「アンダーグラウンド」ですが、

どうしてこの本が、村上春樹さんを

語る時に出てこないのかな?と

いつも不満に思います

当然、これは小説ではないから、

なのでしょうけど💦

今度もちょっと取り出して

読み始めてみると、とても面白くて

次々と読んでしまうのです😅


文庫本でも、京極夏彦さんばりの

分厚さなんですけどね😅


地下鉄サリン事件の被害者の方、

または、その親族の方

60人あまりの人へのインタビュー


まず、その人のインタビューで

たぶんいちばんインパクトのあった言葉が

題名としてつかわれ、


そして、村上さんが、

その人の印象や外観、様子などを

初めに紹介されているのですが、

そのちょっとした文が、

もうアリアリとその人が浮かぶような

文なのです

村上さんってすごい感性を持っていて

そしてそれを表す的確な言葉も

持っているんだな、と😎(生意気🙇)


しかもどの人についても、 

とても温かい視線で、たぶんその人の

一番の長所、というようなところが的確に

書かれています


インタビューは、

事件とは全く関係のない、

どこで生まれて、どんな家族で、

どう育ったのか?などということまで

聞かれているのですが


村上さんはこう書いています

「今回お目にかかった人の、ひとりひとりの

人生に、また語られるひとつひとつの話に、

退屈だ、と思ったことは一度もなく、

全て、あらがいがたく魅了された。

人間というものは、人生というものは、

じっと目を凝らして見ていくとそれぞれに

これほど奥の深いものなのかと

あらためて感心させられ感動さえ覚えた」


そして読んでいる私も、

60人それぞれの物語に、

本当に感動してしまうのです!

きっとそれも村上春樹さんの書く

文章の力のような気がします

村上春樹さんの本で

私が一番好きな本です!



 

ベランダ向こう側、

手を伸ばしてやっと…🤣

写真撮りました


朝顔の、天上の青、という品種の

花が咲きました!

これは、曽野綾子さんの小説の題名にも

なっていて、その中で書かれている、

天上の青という朝顔が、

とてもステキに思えたので

種を買ってみたのです🤓


たぶんあまり改良を加えていない

素朴な朝顔の品種なのだと思いますが

どこまでもツルを伸ばして、

そして先っぽのところに

かたまって蕾をつけました!

コンクリートのベランダの上の

植木鉢などに植える品種ではないのだ

と思います

根本のところは、

もうどんどん枯れてきています💦

とにかく何にしても暑すぎます😩