随分前に、予約していた本です

去年は、本屋さんに行ったら、
いつも平積みされていて目立ってました😉

西加奈子さんのノンフィクション
ご自身の、乳がんの闘病記
(西さんは、闘病ではない、
あくまでも治療です、と書いています)


カナダのバンクーバー在住中
しかもコロナ下💦
簡単に日本に帰国もできない
その中で、癌宣告され、

日本とは全く違う医療体制😱と
言葉の問題もあるし💦

読みながら思ったのは、

私が癌になったのが、
日本の、都会に、住んでいる時で、
(外国に住んだことはないけど😛)
そして、コロナ下でもなくて
ホントに良かった!
とつくづく思いましたね
こんな過酷な状況😱耐えられない!

西さんも、
何度も泣きながら、それでも
そんな中で闘う?しかなかった💦

とにかく、何もかもが
日本に比べて、いい加減😓に思える
病院、医者、看護師なんだけど、

西さんが
その人たちの会話の日本語訳を
全て関西弁にしているので、

看護師さんとの会話は、
「カナコやんなあ?こっち来てな〜!」
「めっちゃええやん!ええ静脈やん!」
「それせんとあかんねんけど〜」
とかいう調子で😆

何だか、そのおかげで?
全然、深刻さ、暗さがない😄

両乳房全摘の手術の直前にも
全然緊張感のない看護師の間違いに😱
西さんはついに、
日本語、関西弁で大声で
「飲めるかい!ほんで遅いわい!」
と、ツッコミをひとりで入れてしまい
(当然、周りの人たちは⁇😁)
自分で爆笑しながら手術室に入ったとか🤪

まぁ、両乳房全摘の手術でも
その日のうちにドレーンを下げたまま
退院😱というのだから
何もかもがとても軽くて簡単で、陽気?

確かにそれでも西さんは
何事もなく、回復していて…
日本の病院のあれほどの手厚さは
とても有難い、とは思いつつ🤔


共感したのは
「寂しさ」

西さんは、
癌宣告され、抗がん剤治療中に、
「寂しかった」と書かれていますが、

私も病気になって、
「辛さ」「怖さ」などもあったと
思うけど、何よりも「寂しさ」を
いちばん感じてた、と思うのです

今でもまだその「寂しさ」は、
ずっと残ったままのような気がします


少し話がそれますが、
最近、NHKをよくみるようになりました
受信料払ってることを、
初めて、納得!というくらい観ています

朝ドラも大河ドラマも
珍しく全部録画してみていますし

なんと言っても
「新プロジェクトX」🤭
中島みゆきさんの歌も、構成も
前と全く同じで
思わず笑いそうにもなりますが、
なんかやっぱり感動して
泣いてしまいますね😁

NHKスペシャルでは、
坂本龍一さんの「last Days」という
番組をみたし
安楽死の問題もみました

BSで「広重ぶるう」も観たし、

夜ドラもいろいろと、とても良いです
ここからは、桐野夏生さんの
「燕は戻ってこない」が始まり
とても楽しみにしています

そして、この間、初めて
「病院ラジオ」というのをみたんです
サンドウィッチマンさんが、
病院の中でラジオ放送をする、
というものです

この間は、九州癌センター、からでした

入院している人や、通院している人が、
サンドウィッチマンさんと
自分の病気のことや、今の思いや、を
話して、そして好きな曲をリクエストし、
病院中にラジオ放送で流す、という
その様子を写している番組です

いろんな人のお話しも、ですが、
曲が流れている間に映される病院の様子

並んだ病室
ベット脇の水差し
窓から見える外の景色

そんなもので、自分の入院中の気持ちを、
すごく思い出してしまいました

窓から、外の景色を、ずっと見ていた
本当に、ただ寂しかった!、と

そのすぐ後に、この本を読み、
西さんの、寂しかった、という気持ちに
とてもとても共感したのです

西さんが、
看護師さんや、カナダのお友達との
会話を、関西弁で訳してくれて良かった!

おかげで、思い出した「寂しさ」に
引きずり込まれることがなくて、
それどころか、
時々、吹き出したりしながら😆
読めました!

婦人科系の癌は、確か寛解となるのは
10年後、と長かったと思うけど、
西さんが、無事に10年、
過ごされますように!
そして、西さんの
「夜が明ける」をまだ読めてない💦
早く予約届きますように!