最初から最後まで陰惨
明るい場面、全く無し
ひとかけらの希望も無し😱
桐野夏生さんは、
暗い辛い酷い話しは多いけど、
だけど最後の最後に
何もかもを振り切ったような
底抜けの明るさを感じることで
とても爽快な気分の読了になることが
多いのだけど…
これは😱
娼館で
娼婦の母親に産み捨てにされたアイ子
娼館の中の押し入れで、
戸籍もなく育った
ただ生きていくために
他人を騙し、盗み、
そして都合が悪ければ
平然と人を殺していく
盗んで殺し
騙して殺し
何かバレそうになると殺し
本当に、パソコンのゲームの中で、
邪魔なキャラクターを
消去するように
何の感情もなく人を殺していく
そして、最後に殺した女は、
死ぬ間際に、
私が母親だ、と打ち明けた
生まれた日を初めて知り、
自分の本当の年齢も知る
獣のような男達に輪姦されて
できた子供だということも
そして、その実の母親にも、
全く愛されてなかった、ことも…
アイ子は、
自分が生きるために、
次々と人を殺していっているんだ、と
思っているけど、
本当は、自分の命さえ、
どうでもいいのでは、と思えるほど
それほど空虚
ひどい!気持ち悪い!と
思いながら、
最後まで読まされてしまって
こんな酷い人生、人間なんている訳ない
と思いたいけど
だけどもしかするとすぐ側に、
アイ子っているかもしれない
だって分からないから😱
私も、
この殺されていった人たちみたいに
アイ子に騙されているのかもしれない
なんて思ってしまうほど
悪い夢を見たようなお話でした
そんなお話をそれでも
最後まで読ませてしまうのが
桐野夏生さん、ですよね😎
そんな本を読んだ後ではあるけど
でも今日のお休みは、
春の日差しのお天気で、
そして何より、この間観た
「PARFECT DAYS」が、
私の中のどこかに残っていて
何となく、
「これでいいのだ!」気分?が
すごく強い!
どこからそういう気分がきたのか
分からないけど、
たぶん、あの映画の
最後のシーンが残ってるのかな?と
本でも映画でもすぐ影響受けるけど、
こんなに開き直りの明るい気分に
なれるなら、苦手な映画館に行ったのも
良かった!と思ってます✌️
そしてお昼ご飯
食べたかったのは
卵かけご飯にちりめんじゃこをのせたもの
これもまた
最近に読んだ本か映画かドラマか?で
「そんなことより今一番食べたいのは
卵かけご飯にちりめんじゃこのせたものだ!」
というセリフがあり、その影響😜
それ以来、すごく食べたかった!
美味しかった!
手羽元のさっぱり煮は、
簡単で安上がりなのでよく作るけど
いつもは、卵と大根白ネギと煮ますが、
昨日、椎茸を安く売ってたので
椎茸も入れました
これが大正解!美味しい!
小松菜は、芥子醤油和え
このところずっとこれを食べています
何か小松菜の栄養素を
身体が欲しているのかもしれません
私の父は
「嫌いなもんは食べんでええ!
身体がいらん言うとるんじゃけん」
といつも言っていました
(私も子供達にそう言って育てました😜)
だから自分が、
何かをずっと続けて食べてるな、と思う時
いつも父のこの言葉を思い出します
身体が必要!と言ってるのか?と思って🙄
まぁ母は、
「都合のえーことばっかり言いんさんな!」
と怒ってましたけどね😅
今日は、3月11日
13年前は、厨房で仕事していました
ガスの火を慌てて消したのを覚えています
もう13年
また春が来ますね