秋吉理香子さん

5冊目くらいです。

図書館の本棚から選びました。


ひとつの鏡をめぐる

不思議でちょっと怖い5篇の短編集。



ヴェネツィアで作られたという、

芸術品のような壁掛けの鏡。

その鏡を磨きながら、願いをかけると

願いが叶う、という。


鏡は、持ち主を次々と代えながら、

その持ち主の願いを叶えていくのだけど、


人の願い、って

こんなにエゴのかたまりでいいの?

と思うほど、

5人の持ち主みんな、

あまりにも自分勝手な、

自分だけの幸せ、ばかり😰


まぁ、みんなの前で、大声で

願いを言うのなら、

「世界平和!」などとでも言うのでしょうが、


鏡を磨きながら願いを🙏

となると、やはり自分勝手な

自分よがりの願いになるのかも。

鏡に写る自分を見ながら願う、

ということになりますからね。


だけどそんな願いは、

大抵、他の人の不幸とセットに

なっていたりして、

願いは叶っても、

幸せになれるはずもなくて、

気がつけば

とんでもない奈落の底に落ちてる😱

という最後は怖いお話しです。


ただひとり、

「奇術師の鏡」の中の

幼い男の子の願い、

「お母さんに会いたい!」という願いは、

どうやらそのまま、その子には

叶ったみたい😊

(その子にしかわからないけど)


「お母さんに会いたい」

という願いは、

他の大人たちの、

嫉妬や羨望や怒りなどから出てきた

願いではないからでしょうね。


もし本当に、目の前に、

そんな鏡があったら🤭と、

想像すると…。


何だか、何も思い浮かばないことに

茫然としますね〜🤣

そんなに現状に満足しているのか?

枯れてしまったのか?

まさか🙉


考えてみれば、本当に、

切羽詰まった思いなど、今は全くなくて、

今日と同じように明日が来たらいい、

と思うくらいですね😑


だけど、

鏡を磨きながら、願うとなると?

顔を見ながらだから、


このシワ消して欲しい、だの😓に

なりそうだけどな、私なら💦


この5人も、 

その程度の願いにしておけば、

叶えてもらって良かった!嬉しい😃

で、終わってたのにね。


やっぱり秋吉理香子さんだなぁ、

というようなお話でした。


明日は、高校の同級生たちとの

新年会ですが、

ここにきて、

本人のインフル感染😷

親御さんの体調悪化😰などと

欠席の通知が次々届き、

予約の人数変更に追われています💦


やっぱりみんな高齢者になったんだね😅

メールだけでやりとりしてると、

まだ17歳なのに😝


南沙織さんの「17歳」という曲

ありましたね!

高校に入ったばかりの夏?

昼休みに校内放送で流れていたのを

思い出しました🤣