フォローしている方のブログで、

紹介されていた本。


ヒタヒタと迫る怖さ😱

と書かれてありましたが、ホントだ!


遠田潤子さんは、

初めて読む作家さんです。



もし、自分の夫の母親が、

「バラ夫人」と呼ばれるほど、

バラを育てるのが得意で、

自宅の庭をバラ園にし、

バラの教室、まで開いていて、

家はインテリアも素晴らしく、

掃除も行き届き、

その上、

飛び抜けた美人だったら🤣


やはりなんとなく、ちょっとイヤ😓

ですよね。 

圧を感じる😜と言うか。


だけど何も悪いことではないんだから、

義母がイヤ!なんて言えない😅



妊娠すると、

次々と届く義母からの贈り物。


ベビー服、ベビーベット、ベビーカー、

おもちゃ、そして、無農薬野菜に、

マタニティウェア、下着まで😰


これもイヤなんて言えない。

全て、超上等の趣味の良い物なんだし💦



そして、本人もやって来る😨

仕事から帰ると、

夫と仲良く食事をしていて、

義母の手作りの料理が並んでいて


「バラの教室は、

しばらくお休みすることにしたの。

だって、もし何かあったら、

私が手伝わないと!いざという時のために

待機してるの」


などと言う😨

夫は、嬉しそうに

「お母さん、ありがとう!」

と言うし、これも、無下に断るのも、

あまりにも冷たい嫁みたいだし…。



そして、お腹の中の子供が、男の子だと

分かると、義母の干渉は、ますます

エスカレートしはじめる。


「元気な男の子を生まないと」

を繰り返し、

「今、あなたがすることは、無事に

息子の子供を産むこと、それだけ」

などと言う。  


だんだん常軌を逸していくような義母。


そして、切迫早産になり、

ついに、夫の実家で、義母の世話に

なることに😱


部屋は、完璧に準備されていて、

24時間、モニターで監視され😱

着替えも、食事も、ひとりでは

させてもらえない。


「じっとしていて、動いたらダメ!」

と言われ、


そしてついに、部屋には、

鍵をかけられて閉じ込められてしまう😱


出してくれと、抵抗すると、

「その子が生まれたらあとは好きにしても

いいから。育てるのは、私と息子でするから、

なんの心配もないのよ。」

と言われ、


そして、

「その子は、私と息子の子供。

あなたは、私に代わって、産んでくれる

だけ」

とまで言いはじめる。


義母は、完全に狂ってる😱


怖い😱

でも何故?



「1975年のシンデレラ」の章で

語られる義母の子供時代は、

とても辛いお話しです。


きっと、その頃から、

奥深く、少しずつ、誰にも気づかれず、

義母は、狂い始めていたのでしょう。

まるで呪縛をかけられたように😱


結婚し、子供を持ちながら、

バラの花に向ける思いに、

その狂気を隠して、

呪縛から逃れようとしていたのに、

やはり逃れられなくて…。


最愛の息子の嫁の妊娠をきっかけに、

狂気は、噴出してしまう。



だけど、嫁の身としては😝

完全に狂ってしまった義母からは、

公然と逃げることができるけど、


バラの園の中から、

穏やかに美しく微笑みながら

近づいてくる義母は、逃げようがなくて、

その方が、むしろ恐怖です。


ホントに、ヒタヒタと迫る怖さ😱

でした!




視点を変えて、嫁の立場で、

書いてみました😝

自分を嫁の立場にするのは、

かなり図々しいけど💦




近くのイチョウの樹々。


桜でも紅葉でも、すぐ側に、

とても綺麗なものがあるのに、

それにはあまり目がいかずに、

わざわざ遠くに、見に行かなきゃ、と

思うのは、どうしてでしょうね?