貫井徳郎さんの「夜想」で、

感想を投稿した時、

やはり貫井さんファンのブロガーさんより

この「灰色の虹」を

薦めていただきました。

図書館になかったので、

予約していました。


面白かった‼️


貫井さんは、以前も書きましたが、

デビュー作の「慟哭」が

あまりにも印象深く

面白かったので、

それ以降、次々読んでも、

もうひとつ、物足りない😕

という感じでした。


これは、「慟哭」と比べても、

遜色ない!と思えます。


構成が、独特というか?


ミステリーというのは、本来、

犯人は誰なのか?が主題になると

思いますが、


これは、まず、

犯人が、犯行を決意するところから

お話しが始まります。

だから、最初から、犯人は

特定されています。


そしてまた

被害者4人、それぞれが、

主語になる章があり、

その、ひととなり、や

それぞれの強烈な個性も、

家庭の様子なども、

生々しく知ることになります。


そして

その人が、殺されるまで、😳

死んでいくまで、😓

最後の意識まで、😱が、

書かれているので、


殺されるだけの、非が、

その人にあるとしても、

中には、思わず、同情してしまう?

ような人もいたりして…。



テーマは、「冤罪」


ああ、こんなに簡単に冤罪って

作れるんだ、と怖くなるような…。


刑事、検事、弁護士、裁判官、


ちょっとした功名心、無関心、慣れ、

怠惰、思い込み、


そんなものが重なって、

無実の青年の人生を、

何もかも狂わせて奪い取ってしまう。


本当にこんなことがあるとしたら😰

と考えると、ちょっとゾッとしますが、

本当にもあるんですよね💦


今は、取り調べの可視化も

行われるようになり、

今後は、こんな冤罪は無くなるはず!

と祈ってます。


最初から犯人が分かってはいますが、

それだからこそ、

より謎が深くなったり、

もうひとひねり、もあったりして、

さすが「慟哭」の

貫井さんのミステリーでした!





 


京都の三十三間堂に行って来ました。

千体観音堂は、

何度見ても荘厳な美しさです。


目的は、三十三間堂の線香で、

この匂いが、線香の中で、

いちばん好きなのですが、

ネット販売がないので…。


強い、甘さのない、ガツンとした

匂い?です。




ついでに、南禅寺や、永観堂、

琵琶湖疏水、で紅葉も楽しんで来ました。


どこも凄い人!しかも外国人。

着物を着ている女性もたくさんいるけど、

ほぼ、日本の人ではない💦



 




 

哲学の道も。