複数の方の紹介で知り、
予約していた本です。
江戸川乱歩賞受賞作。
「シャドウワーク」に続き、
佐野広美さん2冊目になります。
元刑事で、今はマンションの管理人を
している61歳、藤巻。
冒頭は、藤巻が、
医者から、
初期の認知障害があると、
診断される場面から始まります。
仕組まれた罠に嵌り、不本意に
刑事を辞めた20年前、
妻子とも別れて、そして元妻は、
3年前に癌で亡くなっている。
娘は、大学生で、時々会うものの、
娘に迷惑はかけたくない。
娘に病気を話すかどうか悩んでいた。
大学の福祉学科で学ぶ娘は、
介護施設でバイトをしているが、
そんな時、娘から、
その介護施設の前に置き去りにされた
認知症の男性の身元を調べてくれないか?
と相談を受ける。
自分の病気もあり、
その認知症の男性の身元を調べることは、
自分に果たせられた最後の使命かも
しれないと考えた藤巻。
置き去りにされた認知症の男性は誰なのか?
たったそれだけの小さな謎。
だけど
その小さな謎は、調べていくうちに、
だんだん大きく深くなっていき、
巻き込んだ人たちの身にも危険は
迫ってきて…。
読み進むうちに、
その認知症の男性には、
得体の知れない不気味な重大な過去が
あるのだろうと分かっていき、
その不気味さがとても面白い。
「シャドウワーク」よりは、
こちらの方が好きかな?と思います。
江戸川乱歩賞の作品というのは、
藤原伊織の「テロリストのパラソル」以外
あまり意識して読んだことはないのですが、
受賞作のリストを見て、
これを順番に読んでみるのも面白いかも、
と思いました。
芥川賞より、当たり外れはないかも🤪
ただの夏風邪と言われてもう1週間。
食欲は、出てきたのですが、
味覚は、ちゃんとは戻っていません。
何を食べても、もどかしい感じ😰
美味しさが足りない…😂
やっぱりコロナなのでは?と思い、
自分で検査キッドでも調べましたが、
それも陰性だったのですが🤔
どうせ味がちゃんと分からないのだからと、
レトルトのカレーやら、
パスタソースを、買い込んでみました。
しかも、できるだけ安物😜
美味しいのは分からないのに、
美味しくないのは、何故か分かる🥲
お赤飯を炊いて、
お吸い物と沢庵で食べてみたら、
その方が満足できました✌️