前々回の芥川賞受賞作。
佐藤厚志さんは、仙台在住の
書店員さんなのだそうです。
大震災の後、10余年、
その地に居続ける主人公と、
その周りの人たちの暮らし。
何度も出てくる言葉が、
「やがてまた必ずくる。足下は揺れて傾き、
海は膨張して押し寄せる」
そして
「元になど戻りようがない」
実際に、あの震災や津波を経験し
いろんなものを失って、
それでもその地で、生きている人たちの
本当の気持ちなのだろうな、
と思います。
失ったものは、
どうやっても戻ってはこない。
この災厄が、不幸が
どうして自分に?
どうしてこの土地に?
という怒りのようなもの。
中の一文に
自分の中に大きな穴があって、
もうその中に落ちてしまいたい、とも
思うけど、それでも、
必死でその穴を埋めようと、
精一杯で土を入れていくのに、
どこまでたっても、
穴は埋まらない、
という表現があって、
やりきれないほどの虚無感を
感じました。
綺麗に整地されて、
新しく建物も建ち、道路ができて
防波堤ができて、
ニュース番組などで、
復興している、などと伝えられるけど
実際のその地の人々の心は
当然、そんなに単純なものでは
ないですね。
辛い、読みにくい本でしたが、
やはり読んでおいて良かった、
と思いました。
何もできる訳ではないですが、
少なくとも、これからは、
そういうニュース番組は、
もう少し複雑な色合いで
みられるようにはなると思います。
あの震災の中にいた方々が
この本の最後のように、
ほんの僅かでも、何かちょっとでも
笑ってしまうようなことが、
これからできるだけたくさん
増えていきますように!
と、祈ります。
熱中症に気をつけて!
と、職場でも、テレビなどでも
繰り返し言われます。
こんなに、夏、が、
危険な季節のように言われるように
なったのは、いつからでしょう?
50年前の夏なんて🤣
まぁ暑いけど、
朝のラジオ体操は鬱陶しいけど💦
近くの川で、(膝くらいまでしか水位はない)
水遊びして、カワニナをとったり、
縁側で本を読み耽って、
ただただ楽しいだけの
夏休みだったのに🤪
その頃、夏が危険だなんて言われたことは
なかった。
中学や高校のクラブ活動中、
水を飲ませてもらえなかった!
というのは、みんなの言うテッパンですね🤨
じゃあ、あの頃は何だったんだ?と
思いますね。
本当にそんなに気候が、変わった?
それとも人間が弱くなった?
だけどそういえば、
小学生の頃の夏休みの日記。
気温が、30度を超えた日は、
今日は、暑かったなぁ、と思ってたような?
暑くても32度まで、だったような?
微かな記憶😉
(実家は、山の中ということもあるかも)
朝顔に 釣瓶とられて もらひ水
という俳句を思い出すほどには
なっているのに
まだ咲かない💦
が、やっと、
こういう蕾をたくさん見つけました。
いつ咲くかな?
危険な夏。
とりあえず、しっかり食べて、
乗り切ることにします!
塩分過多は無視して、お漬物に頼ってます。
お休みの今日のお昼ごはんは、
またまたの炊き込みご飯ですが、
京都、村上重本店の胡瓜の柴漬け、と
今回は、なかなか成功したキムチ漬けの
大根とキュウリ。 カクテキ?
それのみ💦だけど、
しっかり食べました✌️
頑張って、夏、乗り切りましょう!