待って待って、やっと届いた
「スモールワールズ」です。
一穂ミチさんは、4冊目。
一冊目の「砂嵐と星屑」を読んだ
1年近く前には、
誰だこれ?という作家さんだったのに!
今では、私の中では、最近の
大メジャー作家?です😅

この本の紹介は
複数の皆さんのブログで
読んでいるのですが、
もう随分前のことになるので、
忘れてしまって🤣
全く予備知識なし、というような
状況で読み始めました。

なんというか圧倒的な面白さですね😍
6篇の短編集。
短編集だということすら
1篇目の「ネオンテトラ」を読んでから
初めて、ああ短編集なのか、と
気づきました。

6篇それぞれが、全く違う設定で、
全く違うストーリーなのだけど、
ちょっと次の話に繋がる何かが、
あったりして後で読み返して、
気がつくと楽しいです。

最後の「式日」の中で、
「誰の人生だって激動だよな」
という言葉がありますが、
まさにそれです。

6篇の登場人物、誰もやっぱり激動です。
でも、ありえない話しではなく、
誰でもあるかもしれない話し。
そして、たぶん、
平凡だと思っている私の人生でも、
こうしてストーリー建てて
お話しにしてみれば、
やっぱり激動だった!
となるのだろうと思います。

切なかったり、
ぞくっと怖かったり、
明るい感動があったりの
それぞれのお話しですが、 

どのお話の登場人物も、
みんな精一杯生きてるんだなぁ、
と感じて、どうであれ読後は、
とても爽やかです。

2篇目の「魔王の帰還」
大阪弁のイメージのある一穂さんですが
「おえりゃーせん」「おえん!」
などの、なんともリアルな岡山弁🤣
それを喋る、主人公の姉の
キャラクター設定と相まって
ー身長188センチ、体重は怖くて聞けない、
靴のサイズ28センチ、トラックの運転手ー
そういう姉の岡山弁のセリフごとに大笑い😆

ただ、この姉の抱えている秘密は
とても辛くて、
これは、私の友達でも、
同じ事情を抱えている人がいて、
それだけに、とても切実に辛くて。

この辛い重い事実を、
どう展開するのか?と思っていたけど、

「奇跡は起こらない。
最後には負けが決まっているシナリオでも
立ちはだかるから魔王なんだろ。
勇者のもとへ、音を立てて帰れ、魔王」

最後のこの主人公の
姉に向けての言葉!
ほんと、一穂さん天才❗️
と思ってしまった😍
大泣きしました🤣

あまりに待ちすぎて、
届いた時は、どんなのだったっけ?
となってしまいましたが、
さすがに、いろいろな賞の候補にもなり、
皆さんのブログでも、何度も紹介された
だけのことはありました。 
欲しい本は、
すぐに本屋さんで買えるような財力が
欲しいですが、残念ながら😅


先日のバターですが、
ただ今、じゃがバタ、にハマりました!
わざわざ、きたあかり、というじゃがいもの
品種を買ってきて、
今日の夕飯は、じゃがバタ3個✌️
ということになりました🤪
ただバターは、
やっぱり雪印が一番好き❤️
となってます😎