50年くらい前に出版された
この本を知っている人は、
あまりいないとは思うけど😉
実家に帰って本棚を見ていたら、
この本を見つけて、
それは、かなり手擦れしていて😅
そういえば、高校時代
かなり傾倒して読んでいて
進学先を、この本の大学にしよう、と
思っていたこともあったなぁ、と
いろいろ思い出して🤪
何となく暗い過去のようで、
今更😓 と思って
持って帰らなかったけど、
気になって気になって🤣
この本は、高野悦子さんの
20歳になった日から
半年後、鉄道自殺をするまでの日記。
高野さんは、私より10歳近く年上で.
70年安保の
大学紛争の真っ只中の大学生で、
それの犠牲者だ、というようなイメージで
この本は、言われていたけど、
私は、そうではないような気がしていて、
失恋が原因なのではないかな?と
考えたし、
鉄道自殺も、積極的な自殺というより、
睡眠薬を飲んでいたための事故の
ようなものなのでは?と
思ったりしていました。
自分が大学に入る時には、
大事な本は持って行きましたが
この本は、実家に置いたままですし、
実際に20歳になった頃には、
もうすっかり忘れていたように
思うのですが。
実家で見てから、
気になって気になって😅
ついにネットで買いました!
文庫になってました。
「旅に出よう…。」の詩など
ハッとするほど、覚えている文章もある中
その頃の自分の
とても気負った、斜に構えた格好つけの、
そんな感じを思い出して、
恥ずかしいような、気持ちとで、
パラパラと、飛ばし読みしか
できませんでした。
やはり、大学紛争の犠牲、という感じは
しないのだけど、
ただちょっと思ったのは、
今のコロナ禍の時の大学生と似てるのかも?
ということです。
高野さんも、大学時代が、
紛争の最中などでなかったら、
思想などで、分裂したり
戦ったりすることはなかったのだし、
生きることを難しく考えなくてよかった。
友達もたくさんできただろうし、
もっと簡単に生きていけたのに。
ひとりになどさせなかったのに。
今、50年も経って、
この本を見て、思うのは、
ただただ、もったいない、ということ。
どうであれ生きてみていれば…。
例えば、彼女のお母様の言うような、
「いいお嬢さんと言われ、いい所へ嫁ぐ」
というような、生き方。
その時の彼女は、
そんな母親の考え方を、軽蔑し反発し、
とても受け入れ難い不本意な生き方だと
思っていたけれど、
でもそれでもそこで生きていれば、
そのうちどこかでいつか
自分らしく生き直せるチャンスは、
必ずあるのに!
だけどそれはやはり、
50年後の私だから思うことです。
20歳で、綺麗なまま、真っ直ぐなまま
逝って、それで良かったなんて
絶対思わないし、
当時、この本が若者のバイブルのように
言われたこともあったけど、
やっぱり間違ってた!
20歳の時に、もう忘れてた私の方が
正解だった!
そんなことを確認した本でした。
WOWOWで放映された
「土を喰らう 十二ヶ月」
これも実家から帰ったばかりで、
もう実家は、閉めてしまおう、と
思っている、そんなタイミングで、
ちょうど観てしまい、
とても複雑な気分になってしまいました😅
沢田研二さん主演。
祖母がしていたこと、そのまま😄
わらびも、タラの芽、フキ、山椒、
たけのこ、うど、ほうれん草、
そして梅干し。
そうそう!そうやってた!
と思って観ていました。
丁寧な丁寧な暮らし方。
素敵だけど、憧れはあるけど、
私はとてもできそうにないです。
だから、もう実家では
暮らせない、と思うわけで…🤣
沢田研二さんは、
普通のおじいさんに見えますね。
昔、中学に入ったばかりの頃、
初めてできた友達の部屋に入ったら、
沢田研二さんの大きなポスターが
貼ってあったの思い出しました😁
だけど、エンディングの歌声!
聞いた途端に、
「ジュリ〜💕」だ!
と思いましたよ😜