桐野夏生さんの本では、
虐待を受ける子供や、
ストリートチルドレンのような、
子供の辛いお話しがあるけれど、
そして、あまりに辛くて途中で
読むのを止めたたものもあるのだけど😰
この主人公は
小さい子供ではなくて、女子高生。
一家離散で、親達は失踪し、
突然それまでの幸せな暮らしを
断ち切られた16歳の真由。
だらしない母親と、
義父の虐待から、逃げてきて、
JKビジネスで生きてきた17歳のリオナ。
偶然出会った2人が
精一杯の知恵で、強がりで、
自分たちだけで、
生きていこうとするのだけど、
現実のあまりにもの、厳しさ、惨さ。
都会では、若さは、ウリにもなるけど
非常に危険なリスクにもなり
居場所もなく、難民のように、
名前もないXとして彷徨うふたり。
精一杯背伸びして、
自分たちだけで生きていこうと
思っているけど、
親達の失踪の本当の理由を
知って、自分は捨てられたのだ、と
ハッキリ分かった真由は、
母親に買ってもらった電子辞書を
壁に投げつけて、突然、
乱暴な言葉で強がってみせるんだけど、
やっぱり16歳は子供なんだ、
どんなに強がっていても、親達が
迎えに来ることを信じていたんだ、と
あまりに哀れで、
読みながら泣けて泣けて💧
ふたりは、いつも叫ぶ。
「だけどこの最悪な現実は、
私達が悪いからじゃない
私達のせいじゃない」
どんなに叫んでも声は届かない。
本当に彼女たちを分かり、
助けてくれる人は、誰もいない。
これが、リアルな現実なのかも
しれないと思いました。
大都会のなかで、フワフワと
楽しそうに漂ってる女子高生達の中には、
こんなふうに、切羽詰まった思いを
抱えて、崖っぷちを歩いている子達が
何人もいるのではないか?
重い現実を書いてきて、
だけど最後のページでは、
ふたりが
もう全てのものを振り払って
ふわっとヒラリと、
手を繋いで駆けていくような
そんな明るい軽い印象が残って
やはりいつもの桐野夏生さんの
終わり方なんだな、と✌️
感想を書くのが、とても難しい本でした。
3割引きだったサバを1匹分買って、
味噌炊きに。
だから、あと三切れ分あります。
ひじきも一袋炊いたので、
1週間分くらい😅
しばらく続くこのメニュー😰
新生姜の醤油漬けはこれからずっとの
ご飯のお供。( これは大好き)
そこへ娘が、会社のボーリング大会で
B B賞貰った!と
豚の味噌漬け4枚も持ってきました。
冷凍庫もかなりいっぱいなのよ🤣
この間のするめもあるし。
「今度のB B賞品は、お米にして下さいって
会社の人に言ってくれる?」
と言ったら、
「そんな貧乏くさいこと、よう言わんわ!
それにいつも B B賞じゃないわ😡」と
怒ってたわ😝
平和な日常です。