ハリスおばさんの後で、

なかなかこの暗くて辛いお話に

入っていけず、

何度も、閉じて、

また、ハリスおばさんに戻ったりしながら😂


「夜の道標」

2年前の殺人事件。

容疑者はもう確定されていて、

指名手配もされている。

それなのに、

何故殺されたのか?

何故殺したのか?が分からない。

ミステリーとしては、

珍しいストーリーです。


殺されたのは、

障害や、問題を抱える子供たちを

指導する塾の先生。

誰からも慕われ、悪く言う人も

全くいない人格者。


容疑者も、

その塾に通っていて

そしてやはりその先生を

「あの手の指す方へ行けば、間違いないと

思っていた」

と言うほどに慕っていた、ということ。


その上、

その時から、18年も経ってからの事件で、

殺人の動機が全く見当がつかない。


何故殺したのか?


ラスト近くになり、

わかってくるその殺人の原因は

あまりに重い大きい問題で、

どう考えるべきなのか?

暗澹とした気分になりました。


もうひとりの登場人物。

父親に

当たり屋、を強要され、

食べ物も与えられない虐待を

受けている少年。


その少年との容疑者との偶然の交わり。


前半から、

少年があまりに哀れで、可哀想で、

何とかならないか?

もしかすると、

この容疑者が少年を

助けることになるんじゃないか?

と期待しつつ読んでいました。

その通りにお話しは進みますが、

少年との交流の中で、

この犯人は、

邪なものは全くない、真っ直ぐな気持ちを

持っているのだ、とも分かってきて、

ラストシーンは、

とても切ないけれど、

犯人も、少年を囲む周りの人達も、

とても温かく、

明るい読後感がありました。



図書館の期限内に、予約本6冊

やっと読み終わりました😊

今回の6冊は、

6冊それぞれとても個性的で、

作者もさまざま。

私ひとりでは、とてもたどり着けなかった

作家の人達でした。

ブログでのご紹介

ありがとうございました❣️





今年も、毎年来ていた

母からの

この水仙の絵手紙がこないまま

誕生日が過ぎてしまいました。

一昨年届いたこの便りが、

最後になりました。

去年は、花屋さんで、水仙を見て

初めて、ああもう届かないんだ、と思い

大きな喪失感を感じましたが…。

おめでとうのメールは

たくさん貰ったのに、

今年は、何の感慨もなく、

過ぎてしまっていました😂


黄水仙 後戻りできぬ季節来ぬ


まだ後戻りするかな🤣