図書館で借りました。
白石一文さんらしい一冊でした。
「砂の上のあなた」
優秀な企業人だった美砂子は、
最愛の父親の死をきっかけに、
子供が欲しい、と思うようになる。
以来、3年近く、仕事も辞め、
妊娠を待っているけど、
思うようにならない。
夫との間も、ギクシャクし始めた頃、
見知らぬ男から、
父親の思いがけない秘密を知らされる。
父親には、長い間の愛人がいた。
そこから次々とわかっていく、
不思議な「縁」
最後の方は、
人間関係図が、必要になるほど、
まるでミステリーのような展開。
始まりは、普通のかなりリアルなお話なのに
時々、神がかり的な所、霊的な所が、
出てきたり、
次々と運命のカラクリのようなものが
分かってきたり
白石さんの小説らしい展開です。
そこがやはり面白いんですけど🤣
これを読み終わってすぐ、
突然、大きな心配事が出てきました。
仕事のことや、
末っ子の結婚のことや、
ぐちぐちと言ってきましたが
本当に甘えていたなぁと思います。
以前、突然の明日、という言葉を
書いたことがありますが、
まさにそのとおりと思っています。
また落ち着いたら書きます。