皆さんのブログで、紹介されていた本。
図書館で予約しました。
原田ひ香さんは、4冊目です。
「三千円の使い方」が、
テレビドラマになりましたね。
これもやはりお金の話しではありますが。
「老人ホテル」
主人公の天使( えんじぇる )は、24歳。
今は、ビジネスホテルの掃除の仕事を
している。
生活保護を不正受給しながら、
7人の子供を持ち、
大家族としてテレビ出演もしていた両親。
7人兄弟の末っ子で生まれ、
16歳でその自堕落な生活をする家族から
逃げてきた。
働いているビジネスホテルに、
長逗留している訳ありの老人たちの中の
綾小路光子は、元不動産投資家で、
天使が、キャバクラで働いていた時の
ビルのオーナーだった。
誰でも金持ちになる方法がある、と
言っていたのを聞いて、
その方法を教えてもらいたくて、
なんとか近づきたいと思い、
そのビジネスホテルで働き始めた。
とにかくもう貧乏は嫌だ、と
思っている天使。
だけど生活保護をもらい、
自堕落な生活をしている両親しか知らず、
金持ちになる方法など、自分では、
全く考えられない。
親から愛情も受けたことがなく、
いつも身構えて、自分の殻に入り、
周りにトゲを張り巡らせていたような天使が、
同僚のシングルマザーの山田さんや、
ビジネスホテルに長逗留する老人たちの
おかげで、初めて感謝をする気持ちや、
優しさや、努力、
希望などを持つことができる。
天使に金持ちになる方法を、
教えてくれることになった綾小路光子。
不動産の投資は、
ちょっとそこまでは?の気がするけど、
日常の暮らしの節約の方法、
貯金の仕方などは、ぜひぜひ学んでほしい、
と思えることです。
何の教育もされず、
ただ閉じこもり、入ってくるものは攻撃する
そんなまるで獣のようだった天使が、
だんだん普通の人として、
成長していく様子は、
読んでいてとても心地良かったし、
温かい気持ちになれました。
それだけに、最後は何だか残念です。
それもやはり、
天使ではなく、
家族の裏切りで人間不信になっている
綾小路光子の方の業のせいなのか?
もう少し温かい終わり方の方が
良かったなぁ、と。
仕事は、昨年末から
とにかく人手不足💦
その上、コロナ感染者続出💦
もう有無を言わせず、厨房に入らされ、
毎日、バタバタと動きっぱなし。
店長のどこまでも上から目線の、
自分勝手な指図の仕方や、
ものの言い方に何度もムカついたり、
カチーンときながらも、
それをいちいち気にしている暇もなし🥶
せいぜい、朝のパウダールームや、
帰りのロッカーで、
みんなで、さんざん悪口を言いまくり😱
だけど、
何だか毎日すごく活性化している感じが
します。
気分はかなり若返っているような🤣
やっぱり人間、刺激が必要😝