このところ、娘は、有吉佐和子に
はまっていて、私の本棚から、
次々と持って行きます。
その前は、曽野綾子で、30代にしては、
かなり趣味が、クラッシックです。
( 私の本棚にあるから?)
もうかなり、読み進んでいて、
今回は、「一の糸」を、持って行きましたが、
次は、この「香華」にしよう、と
呟いていたのを聞きつけ、
あっ、私が先に!とつい競争心で、
開きました😜
何度も何度も書きますが、
有吉佐和子さんの本を開いたとたんの
あの高揚感!
一気に物語の中に呑み込まれる感じは、
他の本では、なかなか感じられません。
「香華」
始まりは、明治末期の和歌山が舞台。
他にも、「紀の川」「有田川」など、
同じ頃の同じ紀州が舞台のお話しが
多いのですが、
その紀州弁ののどかな優美な感じ、それだけで、
有吉佐和子さんの世界に
惹き込まれるようです。
紀州の名家で、
祖母と、まだ20歳で後家になった母と
暮らしている主人公、朋子。
自分の身を着飾ることのみしか興味のない母が、
再婚することになり、
それを許せない祖母と、
振り切って嫁いでいく母の間で、
祖母の激しい怒りを聞きながらも、
朋子は、ただ母親の美しさに憧憬し、
母親を慕い続けています。
祖母が亡くなった後、
朋子は、再婚した母親に東京に引き取られ、
暮らしのために、芸者になる置き屋に出される。
そしてそこへ、
母も、再婚相手と離婚し、
花魁、遊女として、現れる。
朋子は芸者の時、世話になった旦那の
援助で、料亭の女将となり、
母親も呼び寄せて、暮らしますが、
唯一の恋も、
母親が昔、遊女だったということで、
叶わないものになってしまいます。
歳をとっても、自分の美容と着飾ることだけに
しか関心のない母。
母性のかけらもなく、いつまでも
幼女のような精神構造しか持たない母を
憎み、持て余しながらも、
やはり朋子は、母親だけを、
心の支えとして生きていきます。
長い長い、半世紀以上もの、
娘と母親との物語です。
次の文章が分かるほど、
何度も読んでいるのですが、
何度読んでも、好きなところは、
ゆっくり味わって読んでしまいます。
670ページ、
耽溺しました❣️
24、25日、土日のクリスマスは、
仕事でしたが、
昨日25日、仕事の後、
電車で30分ほどの次男のところへ。
堂島ロールで有名なモンシェールの
クリスマスケーキを持って行ってきました。
孫のリクエストで、
キティちゃんの顔ののったもの😍
とても切り分けにくかったのですが、
仕方なく、キティちゃんを、切り刻み💦
分けてお皿に乗せると、
キティちゃんのリボンのあたりを食べながら、
「キティちゃん、死んじゃったねえ」と
呟いてる孫😱
「……」
なんと言っていいのやら💦
飾りをとって、切り分ける直前に
思いついて、撮りました。
もう少し綺麗に撮りたかったけど。
まだキティちゃん健在!