再読です。

もう2年近く前に予約したはずの

林真理子さんの「小説8050」が、

まだ届かないので、ちょっと尋ねてみると、

もう少しかかります😰とのこと。

その上、予約はもう上限の15冊になっているので、

これ以上できません、と言われました😱

林真理子さんの棚を見ると、この本が‼︎

これは予約してすぐ届いて、

すぐ読んだよね✌️と。

思わず借りてしまいました😎


「我らがパラダイス」

前回読んだのは、4年前か?5年前か?

高級介護付きマンションで働きながらも、

自分は、一般庶民で、

そんな高級マンションとは縁のない

自分の親の介護に苦労している。

そんな3人の女性が主人公。

その時は、その3人の立場に100%立って

読んでいました。


まだ、母親は元気だったけど、

いずれ、すぐ、こんな時が来る、と

読みながら改めて覚悟もしていました。


「介護では、優しい人間が負けるのだ」

という帯の言葉も、

この主人公3人の場合は、

つくづく納得できました。

3人の苦労も、困窮も、怒りも、

身につまされてわかり、

それだけに3人の切羽詰まった挙句の、

犯罪ではあるけれど、隠れた企みが

上手くいく時は、

なるほど!と胸の空くような思いで読み、

それがバレた後の、破れ被れというような

行動も、思わず声を上げて笑ってしまうほど、

爽快な感じがしました。

介護という、重い辛い問題を、

その部分も書きながら

ちょっとコメディも入って、

軽く笑い飛ばしてみせたりもする、

林さんらしい、楽しいお話だと

爽やかな読後感でした。


今、

母親は、突然ひとりで逝ってしまい、

私の介護する!という覚悟も、

空振りのままで、終わり、

そして、この本を読んでみると、

なんだかちょっと

介護される老人の立場でも読んでいるような🤣

読後の爽快さは、変わらずありますが、

ちょっと違う目線も入ってきたような。


というのも、話は飛びますが

前回のブログで、

何を見ても淋しい感が漂うのは、

そういうお年頃か?と

書きましたが、

もしかすると軽い初老期鬱なのでは😅

と思ったりしたからです。

65歳というのは、

男性の場合に多いようですが、

定年で退職し、さて何をしたら?

という場合に、よくかかってしまうと聞きます。

私の場合は、パートではあってもまだ

働いてはいますが、

心当たりは、先日東京に行った時、

末っ子の三男から、

彼女を紹介されたのです。

今まで、全くそんな気配はなく、

この子は、結婚はなかなかしないのでは?

と思っていたのですが🥲

考えてみれば、もうすぐ30歳で、

当然結婚も考える歳ではあります。

上の3人の兄弟たちと年も離れた末っ子で

かなり溺愛してきたかもしれません。

本人は、もう大学から寮に入って、

それ以来一人暮らしで、

会社員になってもう8年。

立派に自立しているので、

母親を必要となど全くしていないのですが、

帰省すると聞けば、嬉しくて、

ほとんど家にいないけど、好きなものを用意して、

洗濯してアイロンかけて😆と

私の楽しみにしていたのですね。

まさに才色兼備というような

可愛い彼女を紹介され、

喜こばなくてはいけないのですが、

ポカーンとしたような空虚感もあり。

それ以来、何となく淋しい感があるような💦

ははーんと、これは男性が退職した後の

空虚感と一緒だな、と自己分析。


そしてこの本に戻りますが、

最後のページ

この介護マンションに入居している

老人の言葉、


「そんなこと出来ますかね?は、

老人の悪い口癖。そうやって自分を小さくしている」


本当にそうだ!と。

そんなところにハッとして、

こんなところで挫けてはいけない、

確かに

自分で自分を小さくしているだけだ!

と自分を叱咤激励したりもして、

そんな目線も持って読んだ今回でした。


今日明日と久しぶりの連休です。

朝から、鶏ガラでスープをとり、

冷蔵庫の野菜整理のため、野菜スープ作りました。

なんだか、この間の東京会館の

ロッシニテラスのスープとも遜色ないような🤣

などと自分で褒めながら✌️

お昼ご飯食べました。



昨日のワールドカップのドイツ戦🇩🇪

興奮しましたねー😍

泣きましたよー❣️

これも楽しみです。