図書館で、予約の本届いてます、と

この本を渡されて、何❓と🤣

一穂ミチさん?知らんなぁ😅などと。

どういう経緯で予約したのか?は、

よく覚えてないけれど、とりあえず、

読みはじめてみると、

背景の大阪が、全て私の生活圏の話で、

大坂駅、駅前歩道橋、グランフロント、ヨドバシカメラ、ルクア、ステーションシネマ、阪急、阪神、ビッグマン😆などなど…。

どこも、背景がわかるので、それにつられて読んで、

そして起こる事件は、

4年前の、大阪北部地震、台風21号、

もう27年前の阪神大震災。

どれも身に覚えのあることで、

それも、そうそうと頷いたり、笑ったり、同情したりその大阪弁と、同じ経験と、同じ景色で、

軽く軽く楽しく読み進んだけど、

最後の「眠れぬ夜のあなた」という一編。

不器用で冴えない、

彼女にふられたばかりのテレビ局のADのお話し。

平成時代の若者をテーマにした番組で

腹話術の人形と漫才をする芸人の取材を任され、

その明るくイケメンで、何でも器用にこなす彼に、

引け目と妬みを感じつつ取材を続ける中で、

彼は阪神大震災の被災者だと知る。

彼女にフラれた話を泣きながらしたADくんに、

彼は、

「震災の時、

たまたま前夜喧嘩をし、

寝る位置を交代していた弟の上にタンスが倒れてきて弟を亡くし、それ以来、

人と一緒には寝られなくなった、

朝起きると隣で死んでいるかもしれない、と怖くて、

眠ることができない。

慢性的な不眠症になってしまった。

この弟の名前をつけた腹話術の人形のゆうたを

抱いてやっと眠れるようになった。

だから、彼女なんて一度もいたことない。」

と打ち明けてくれる。

「ホントは病院に行くべきかもしれませんけど、僕嫌なんです。心のケアなんてしていらん。治りたくない。忘れたくないんです。せやからこのままひとりでええんです」と。

その彼を見送りながら、

駅前の歩道橋の上で、この冴えないADくんが、

彼の後ろ姿に向かって呟く言葉が、

胸にグッときて、

思いがけず泣いてしまいました。


「砂嵐に星屑」

もういつどうして予約したのかさえ忘れていた本でしたが、確かに予約して読むだけの価値のある

楽しく素敵な深く胸に残るお話しでした❣️


今日の休みは、

明日からの3連勤に備え

またまた炊き込みご飯を炊いて3食分冷凍しました。

仕事から疲れて帰って、何も作る元気がない時、

炊き込みご飯の冷凍があると、

案外美味しくて、インスタントのお吸い物と

何か一品添えれば、かなりちゃんとした夕飯らしくなりますから、見栄えだけでも😜

肉じゃがとキュウリのナムルも作ったので、

これもしばらく添え物に登場します✌️

秋刀魚の季節ですが、今年の秋刀魚は、

高いし、痩せていますね。

美味しいのは美味しいけど…。

文句言いながら

ここ連続で食べてるけど💦

細いから、綺麗に焼けない😜

なんて下手な焼き方を秋刀魚のせいにしながら💦