「田舎町に住む女の子が、大量のドーナツに囲まれて自殺したらしい。
モデルみたいな美少女だとか。
いや、わたしは学校一のデブだったと聞いたけど」
という前章。
美容外科医の主人公が、
脂肪吸引をした
女の子が、自殺したという話を聞く。
しかもその子は、昔の同級生の娘だったらしい。
その子の回りのいろんな人たち。
その子の母親の同級生たちの話し。
その子の同級生。
担任の教師。
その子を好きだった男の子。
そしてその子の母親。
主人公は、次々と話を聞いていく。
湊かなえさんの小説によくある書き方。
いろんな人の話を繋げていって、
だんだん真相に近ずいていく。
最後に本当の真相がわかるまで、
やはりどんどん巻き込まれて引き込まれて
夢中で読んでしまいます。
途中で、美容外科医としての、
主人公の、人の外見についての講演会の話しが
出てきます。
「カケラ」の意味は、
いまいち?だったけど、
「同じ形のカケラが揃うと、絵は作りやすいけど
だけどそんな絵は、つまらない」
という話しは、何となく、韓国の女優さんを
見ていて思うこと、
同じ顔してる人が多いなあ、という、
そういうことかな?
などと考えました。
人の外見にまつわる固定観念、
この本では、太っているということを主に
取り上げているんだけど、
太っていると、運動は苦手なはず、とか、
たくさん食べるんだろうとか
甘いものが好きだろう、とかは、
そんなことは、太っていても
人さまざまなことだし、
まして、太っているから不幸せだなんていうことは
ある訳なくて、
人の幸せのありかはどこにあるのか?
を考えていくお話し。
心理サスペンスで、怖いお話しではあるけれど、
私が何より印象に残ったのは、
その子の母親の作るドーナツが、
どんなに美味しかったか!ということが
全編で、どの人の話にも出てきて、
つい、食べてみたい、レシピ知りたい、と
そんなことが気になってしまいました💦
人の外見について語るのは、
微妙な心理的制約がありますよね。
しかも、その外見もどんどん歳によって
移ろっていくものだし😱
全く本の本筋とは外れますが、
還暦を過ぎると、
美しくというより、見苦しくなく整えるために😅
若い頃の倍以上の時間もお金もかかります😜
だけどやはりそれは大事なことだと、
年々歳々感じています。
人の美しさって、
外見ではなくて
内面の美しさを反映して滲み出てくるもの💕
なんていうのは、誰だって、
全くの綺麗事だというのは、
よく分かっています😎
それだけにこの本の、美容整形をテーマにした
容姿をめぐる話しというのは、
みんなが興味のあるお話しだと思います。
まだまだ暑いけど、でもやっぱりちょっと秋も
感じるこの頃です。
久しぶりに、炊き込みご飯を作りました。
秋になると食べたくなります。
だけど、あと3食分、冷凍しました💦
今日、時間をあけて、二杯食べたんですけどね😅
小鉢の切り干し大根もひじき煮も、冷凍です。
これは、今日で、やっと終わりました。
ひとり暮らしというのは、こういうところが、
不便ですね。
ついでに書くと、このお味噌汁は、
昨夜の豚のしゃぶしゃぶ鍋の余りに、
味噌を溶いたものです😜
これも案外美味しいです✌️
なんだか、この本のドーナツに触発されて、
食べ物の話が多くなりました💦