いろいろバタバタだった6連勤と、

そして淀川の花火。3年ぶり。

うちのベランダからは、残念ながら、前の棟が、

邪魔になるんだけど、もう横の道も、人が溢れていて

今年はベランダから。

いつも散歩に行く堤防を越えて、河川敷に出たりしたら、いつ帰って来られるか⁈

もう10年くらいは、行っていません🤣


今年は、かなり縮小されていたみたいで💦

最後、今までの、空中が、白く輝くような、息を呑むほどのフィナーレがなくて、

アレ⁈という感じ。

スポンサーの会社も商店街も、やはり随分減って、

仕方ないのかな?

残念です。


「神の汚れた手」

今回、ネットで買った曽野綾子の本の中の一冊。

主人公は、産婦人科医。

三浦半島の海の近くに開業している個人病院なので、

出産だけではなく、不妊治療も堕胎手術も、

日々数々のいろんな患者と直面している。

本当にそれは様々で、

長い不妊治療の末やっと妊娠したのに、

染色体の検査で、異常があるとわかってしまったり、

未亡人で、高校生の娘のある女性が、ただの腹痛だと思って受診したのに、妊娠していて、すでに出産がはじまっていたり、20代の女性として生きてきた人が、診察してみると生物学的には、男性だったり、

堕胎手術で失敗し、妊娠は継続していて、そこで初めて産むことを決意する人とか、

産婦人科でおきるドラマのアレコレ。

主人公は、いつもそれぞれの患者さんに、

軽い口調で親しく対応するんだけど、

だけど独特の倫理観を持っていて、

出産と堕胎、その生と死のどちらにも手をかすことに、自分なりの考え方を持っている。 

とても魅力的な人物です


人間の誕生の神秘や、命の尊厳について、

時々ハッとするほどの言葉があって、

やはり深く考えさせられる本です。

40年ぶりくらいに、今回読み返してみると、

以前読んだ頃の自分の現役感の重さを、思い出しました。それに比べて、今の私のこの自由さと楽さ!

まさに今を楽しまなければ損だ!と

つくづく思いました✌️


何日か前の新聞で、

近藤誠さんが、亡くなったという記事を読みました。

近藤誠さんは、癌について、独特の理論を、

持った方で、「患者よ、癌と戦うな」とか、「癌放置療法のすすめ」などの本を書かれています。

私も、何冊も読み、ある程度、これも真実かもしれないとも思っています。

が、実際自分が癌になると、やはり、標準治療をしないというような選択は全く考えもしませんでした。

決して理論を否定はしませんが、どちらが正しいのかというのは、わからないです。

近藤先生は、まだ73歳。

以前から、健康診断はもうずっと受けていない、血圧さえ測っていない、と言われていましたが、

ちょっとやはり早すぎるような気もします。

癌で死にたいともおっしゃっていましたが、

突然の心不全とのこと。

何となく残念です。

まだたくさんの患者さんが、頼りにされていたでしょう。

ご冥福をお祈りします。