前回、長々と愚痴を書いたおかげで、
なんだかかなりスッキリした気分です。
そして、部長に、
厨房に手伝いには入るけど、
一番隅の、小鉢コーナーに入らせてもらえるように、
頼んでもらいたい、と訴えてみたら、それでいいと
了解してもらえました✌️
その小鉢コーナーは、
店長とあまり関わらない所なので、そう頼んだのですが、勿論そうは言いません😎
定食やアラカルトなど、メインのコーナーは、
しばらく離れていて自信がないので、と
言い訳💦
今更ですけど😅
*それなら部長に、店長のことを相談してみたら?
と思われると思いますが、実は10年以上も前、
その頃の店長のことで、部長に相談に行った際、
この店の責任者は、あくまでも店長で自分ではないので、自分から店長に意見するということはしない。
自分達で、店長と話し合いをして決着して下さい、
と言われた経験があるのです。その時は、何度も
店長と話し合い、何回もぶつかりながら、決着つけました😱*
だけどもう、65歳にもなり
今から、そういうゴタゴタに立ち向かうほどの余裕も
元気もありません💦
みんなごめんね🙏と心の中で謝りながら、
逃げることにしました。
だけど私は元々調理師として、この会社に入ったのですし、やはりレジの業務より、調理の方が好きではあるのです。
小鉢コーナーは、7種類の小鉢を作って出すところで、
細かい作業ではありますが、
どの器に、どういう風に盛ったら、美味しそうに見えるか?とか、いろいろ考えて作業をするのは、
とても楽しいのです。
外野?の喧騒は、見ないふりで😱
仕事の楽しさだけを見よう、と思います✌️
まぁ、それだけで済むと思えるほど、甘い職場ではないですけど😰
曽野綾子さんは、20代の頃、夢中で、読みました。
たぶん私のいろんな物事に対しての考え方というのは、この頃に出来上がっていて、曽野綾子さんの影響をかなり受けているように思っています。
持っていた曽野綾子さんの本は、何回かの引っ越しでほとんどなくなったのですが、
若い頃にじっくり読んだ本というのは、
よく覚えていて、何か問題に直面した時、
そういえば、あの本!と思い出す時があります。
今度も、仕事のあれこれで、さてどうしよう?
と思った時、思い出した本です。
ネットで古本を取り寄せました。
「残照に立つ」
50代で、家政婦をしている主人公が、働くことになった朧谷家、主にその家の60代の奥様の様子、話すことを、
家政婦の目線で書いています。
立派な大きな家、財力もあり、包容力もあり、優しく、社会的地位もあり、文句のつけようもない主人と、
娘は、エリート会社員と結婚し、7才の子供と、同じ敷地内に建てた家に暮らし、息子も銀行に勤め、やがて結婚すれば、隣に家を建て暮らすことになっている。
社会に出たこともなく結婚し、お金の苦労もしたことも無く、子供たちも立派に育ち、
外から見れば、幸せな女性のお手本のような奥様。
家政婦の梅田も、そう見ているし、そうも言うのだけど、奥様は、
「私の人生は失敗だった、私は生きなかった、たった一回しか生まれてこないのに、つまらなくつまらなく暮らしてしまったの。」
と、梅田にだけ打ち明ける。
どんなに傷ついても、冷たくても、寒くても、
自分の手で社会に触れてみたかった。
生きた手応えを感じたかった。
もう晩年になって、取り返しのつかないところにまできて、それに気がついた、と話すのです。
どうしてこの本を思い出したのか?
たぶん、もうこんな歳になったのに、まだ仕事のことなんかでアレコレ考えたりするのは、情けない💦
この際、スッパリ辞めた方がいいのでは?などと
かなり真剣に思ったりしていたから、なのでしょう。
だけど、この奥様に言わせれば、
この歳で、まだそんな思いができることは、
幸運だ、ということになるのでしょう。
仕事というのは、たいてい、面倒で厄介でしんどいことなのですが、
ほんの数パーセント、とてつもなく面白い部分が
あるのも確かですから。
まぁでもちょっとズルく逃げながら、
もう少し働いてみようか、と思っています。
この「残照に立つ」は、
もう50年も前に書かれた本なので、
やはり今の時代とはかけ離れたところもあるのですが
それでも20代の頃と同じように、
深く考えながら読んでしまいました。
この本を読んで、
その頃の私がどう思ったのか?は、覚えてはいませんが、今度のことで、
この本を読んでみたら?と言ってくれたのは、
40年前の私なのです。
だからきっと深く感銘を受けたのかもしれません。
まぁ確かにこの奥様とは、全く違う人生を
生きてきましたが💦
そして確かに後悔もしていませんが🤣
これからしばらく曽野綾子さんを
続けて読むことになりそうです。
ネットで、たくさん次々と買いました💦
本とは関係ない長い愚痴を長々と読んで頂き
ありがとうございました😊