今朝の新聞に、
是枝監督のインタビュー記事が載っていました。
「ベイビーブローカー」についてのインタビュー記事です。
韓国映画ということについて、
「ベイビーブローカー」の日本での公開は、
およそ300スクリーンだけど、
韓国では、1600スクリーンでケタ違い、
公開の規模が断然違います。
そして、韓国では、映画作りの現場でも、
働き方改革が進んでいて4日働いたら3日休む感じ、日本ような、若い人たちのやりがいを搾取して成り立っているような現場ではない。
ということでした。
日本ではこの映画は撮れない、と是枝監督が
言っていた、という話を、コメントで教えていただきましたが、そういうことなのですね。
映画界のハラスメントのことも最近ニュースで
取り上げられていましたが、
日本の映画界もいろんな問題があるのかも
しれません。
が、フランス、韓国と撮ってきて、日本映画の良さもわかったし、問題点もクリアになった、批判だけで終わらせることなく、積極的に形にしていきたい、とのこと。
是非!と期待しています。
是枝監督の作品は、ほとんど観ていますが、
「空気人形」だけは、観ていませんでした。
何となくちょっと違う感じがして…💦
原作が漫画だからかもしれません。
今日WOWOWで放送されたのを、初めて観ました。
確かに是枝監督の作品の中では、ちょっと変わった作品ではあるのですが、主役のペドゥナさんは、
「ベイビーブローカー」にも出演していて、
この頃から縁があったんだなぁ、と、
感慨深く観ました。
とても綺麗で可愛くて本当にお人形のようで🥹
切ないお話しでした。
是枝監督の最初の作品の「幻の光」は、
わたしは、原作の宮本輝さんの小説が好きで
それがどんな映像になるのかみたくて観た映画です。
とても綺麗で、いい映画でした。
かなり後で、 たぶん「誰も知らない」で、注目された時に、初めてあの「幻の光」も、是枝監督だったんだ!と知りました。
インタビュー記事の中で、
「もう還暦で歳をとったから、気取りもとれた、
自分が見てきたものに戻っていくんでしょう」
と仰っていますが、私は、是枝監督の
見てきたもの、それを撮った映画が
観たいです