実家に帰る時乗る電車、はくと。

途中で見える海が、すごく綺麗で、いつも

気分がスカッと晴れるみたいで、大好きです。

でも、途中の乗り換えで、15分、タクシーで実家まで。 帰りはまたタクシーを呼び駅まで、長く待ってやっと1両の電車に乗り、また、はくとに乗り換えるため途中の駅で15分ほど待ち😰

それでも、母がいる時は、ひと月に一度くらいは、

こうして行って、いろいろ母とおしゃべりして、掃除をしたり、おかずの作り置きをしたりで、帰りはまぁ満足して帰っていました。

今回、母がいなくなってから初めてひとりで、こうして、はくとで帰ってみると、その不便さにつくづく疲れてしまいました。

今回は、泊まる気にならず、日帰りにしたので

余計疲れたのかもしれませんが。

お墓参りをし、近所の方にいろいろお世話になっているので、ちょっとお礼に行き、というまでは、いいのですが、ひとりで家にいると、何だかすごい閉塞感💦

母が亡くなってからのいろいろは、いつも妹や子供たちと車で行っていたので、何かあればすぐ動ける、という気楽さがあったのですが、

ひとりで車もない、となると、別に足りないものもなく、困っているわけでもなく、電気も水道も切ってはないので、十分暮らせて不便がある訳でもないのですが、閉塞感💦

落ち着かず、タンスや戸棚や開けてみては、また

そのまま閉めて、を繰り返して結局何も片付かず

帰ってきました。

帰りの電車を待ちながら、もうやっぱり実家を

維持するのは無理かなぁ🥲と。

大阪で暮らして40年、電車は5分待てば次が来て、

駅もスーパーも病院も徒歩5分圏内、コンビニは

目の前、それに慣れてしまうと、

待っている人のいないあの田舎の実家に帰ることは、

もうただ疲れるだけになってしまいました💦


ただひとつ良かったことは、本棚に

ずいぶん前に読んで、すごく面白かった!という覚えがある、永井路子さんの「乱紋」を見つけたこと❗️

織田信長の妹、お市の方の三女、おごうの話しです。

とても複雑な運命に翻弄されて、それでも淡々と、

静かに全部受け入れて、織田信長は叔父、姉のお茶々は、豊臣秀吉の子供を生み、そして自分は徳川三代目将軍家光を生むという、本当にその時代ならではの

皮肉な運命を生きて行くお話しです。

持って帰って 読み返していると、母の書いたメモが出てきました😅


きっと母もこの本を楽しんだのでしょうね🤣