先週、日曜夜のドラマ「ドラゴン桜」の第二シーズンが最終回を迎えました。
この枠は大人気ドラマ「半沢直樹」の第二シーズンをやっていた枠ですね。
私はドラマは滅多に見ない人ですが、「半沢直樹」の第二シーズンだけは見てました。
話題なだけあって面白かったです。
自分が銀行畑の人間ではないので、リアルだろうと荒唐無稽だろうと、割と素直に楽しめます。
一方、ドラゴン桜は、どんな話かは知っているものの、なまじ自分が受験業界の人間なので、見ないようにしてたんですよ。
「そんなことあるかい!」って突っ込んだり、「そんなこと100年前から知ってるわ!」って気持ちになりそうな予感がして。
でも、今指導している男子小学生のS君が、ぜひ大丸先生に見て欲しいと強く勧めるのです。
じゃあ、彼との話題の為にも見てやるかと第3話から見始めました。
見たら、流石に面白い!
勉強の話の部分も、さすが的を射ていて、80%くらいは自分も賛同するし、自分も兼ねてから言ってきたこと(ドラゴン桜ほど面白く、説得力ある言い方できてないでしょうが)、15%は自分の知らなかった良いテクニック、5%は自分は賛同できないし真似したくないテクニックに感じました。総じて、プロが見ても認めざるを得ない出来だと思います。
でも、あのドラマの魅力はそんな所じゃないです。
世の中はそんなに思い通りにならない、頑張っても落ちる、お金がなければ良いお店も学校も潰れる、という真実を突き付けている点、ここがあるから深みが出ていました。
そして、学力は人間力の後に付いて来るというメインテーマ。
成功する人間(=東大に入れる人間)には、人を思いやる心だったり、明るさだったり、勇気だったりが必要不可欠だと明言している点、復讐やコンプレックスの裏返しの努力は瞬発力はあるけど、本質じゃないと看破している点がなんとも痛快じゃないですか。
毎週日曜日、ドラゴン桜から仕事への活力をもらっていました。
思えば半沢直樹のときもそうだったな。
見るように勧めてくれたS君に感謝!
桜木先生ほどじゃないですが、
私も奇蹟の大逆転をプレゼントすることを生業としておりますよ。