昨日「デメリット」について書いたので、今日は約束通り「メリット」について書こうと思います。
メリットって、基本的に昨日書いたデメリットの裏返しなんですよね。
昨日は「会えないこと」がデメリットであると書きましたが、分かりやすい話で、「会わないこと」がメリットな訳です。
家庭教師であれば、家を片付けたり、生徒本人以外のご家族が多少なりと羽を伸ばせなかったり、通塾であれば、暗くなった時間帯の移動や、場合によってはご家族の送り迎え、その待機時間など、そういったご負担が無くて済む訳です。
昨日は「目の前で教えたら早い話もオンラインだと中々スムーズに行かない」と書きました。これは講師の偽らざる感想ですが、今にして思うと、それはその講師がオンラインに不慣れであったり力量不足な訳です(昔の自分も含めて)。
そして何より、ここが一番重要なんですが、
たいていのデメリットは講師にとってであって、生徒にとってではない
となりがちなんです、この話。
一般論で言うと、「生徒が目の前にいないからやりにくい」と思っているのは、圧倒的に講師であって、生徒はむしろ「目の前にいないからやりやすい」くらいになりがちなんです。
講師が「目の前にいるからスムーズ」と感じるその何割かは間違いなく講師の「教えたつもり」であって、生徒はそれを受け取っていない可能性が高い訳です。むしろ目の前に居ないことで、オンラインだとその誤解が減る可能性が高いと実感しています。と言うのも、オンラインって本当に不自由で、「阿吽の呼吸」なんてものは使えない訳ですよ。対面以上に「画面切り替えても良いですか?」「次行って良いですか?」という確認作業が必要になります。裏を返せば、対面だとその辺りが恐ろしく阿吽の呼吸ですっ飛んでいたことに気付くのです。そして、このやり方が「古いやり方に慣れた講師」にはデメリットに感じるわけです。生徒の側は、そもそも最初から勉強なんて苦手な訳ですから、これが全然デメリットではなく、「ていねいで良いな」というメリットになり得る訳です。
また、「生徒を管理できない」ことがデメリットだと書きました。画面の死角でカンニング出来てしまうと。これはその通りなのですが、生徒を信じるしかないわけで、信じてあげることによって、生徒は対面のときのような圧迫感や威圧感を感じず、気持ちも自由になる訳です。なので、ここもメリットです。
さらに、「ギャラが安い」ことがデメリットだと書きました。これぞ完全に、生徒からしたら、「お得に利用できる」というメリットに他なりません。
非常に個人的なデメリットとして、「おでかけ出来ないこと」と挙げましたが、そう言っていた私でさえ、通勤時間がなくなって、代わりに自由な時間が生まれるのは、メリットを感じずにはいられません。
最後に、これは私自身も意外な発見でしたが、大人が思っている以上に生徒たちって、「コンピュータを触ること」自体が好きみたいです。確かに昔から、生徒たちのそういった特徴を利用したコンピュータ学習のサービスはあり、今さらな話ではありますが、画面に何か書かせる作業など、大人は面倒としか感じないのですが、生徒はそれを楽しいと言う子が意外と多いのです。
まとめると、
オンライン家庭教師のデメリットのほとんどは講師側しか感じていない!
生徒にとってはメリットの方が大きい!
ということが分かります。
そして、オンライン家庭教師を活かすためには、講師の力量が必要ということがお分かり頂けたかと思います。
昨日に引き続き、私のオンライン家庭教師のサイトを紹介して、記事を締めたいと思います。