私にも、忘れられない恩師が何人かいます。
その中で究極に尊敬して止まない恩師は、中学のときの塾の先生、エールゼミナール塾長の橋本先生です。
※エールゼミナールは名古屋市天白区に1校のみで存在していた学習塾で、インターネットが普及した頃には閉鎖しているので、もし検索してヒットしても、それは同じ名前の違う塾です。
私が初めて塾に行ったのは小学校5年生のとき。受験塾で、受験塾にしては入るのは遅かったです。その塾も今思えば、かなり立派な塾で、勉強の仕方や受験への心構えは非常に高度なものを叩きこまれました。が、私には合わなかったようで、あまり成果はありませんでした。
次に行った先述のエールゼミナールは少人数集団塾で、問題演習と、小手先ではない原理原則に拘った指導がなされていました。ここは私にとても合って、大いに成果もあり、とても楽しい居場所でした。
その後も、生徒としてなり、講師として、様々な集団塾や個別塾や家庭教師も経験しましたが、総合的に見て、私は少人数集団塾が生徒としても講師としても一番自分に合うスタイルです。
※今はそのスタイルで働いていないのですが…!
さて、そのエールゼミナールの橋本先生は、英語を担当していました。
私が一番尊敬する橋本先生の「キャッチフレーズ」の中で、
私が一番お気に入りのものがこの「でしゃばりでさみしがり屋」です。
3年間で100回は聞いたと思います。(いや、100は大袈裟かな?)
いつか、このブログでも書いたように、大事なことは「一回言って終わり」ではダメですからね。
英語の疑問詞の性質を一行で表した標語なのですが、英語を習いたての中1のとき、私はこの標語に救われました。
自分のように、「変に小賢しいこども」には、「覚えなさい」だの「感覚」だの言われても「なんでそうなるの」がないと拒否反応を示しちゃうんですよね。しかし、ちゃんと英語が分かると理解できるのですが、英語に「なんでそうなるの」なんて在って無いようなもの、だってネイティブに脈々と伝わった「覚えなさい」と「感覚」の結晶が英語なのだから。それでも、変に小賢しいこどもだった僕は、どうしても「なんでそうなるの」が欲しかった。それ抜きに勉強する気なんてなれなかった。
そんな私が、たまたま、「文法を中学生にも分かるように砕いて叩き込む」を身上としていた橋本先生と出会えました。私にとって人生を変えた幸運でした。
ここ最近、撮り続けている中1英語の動画、アルファベットから始まって、第9回の本日、ようやく「でしゃばりでさみしがり屋」までやって来たので、この標語を連呼するたび、ちょっと感慨深くなりました。。。
中1英語(9)、「疑問詞what,頻度の副詞」
今回は文法用語をしっかり使って文法的な解説をしています!疑問詞とは「でしゃばり」でさみしがり屋な野郎である!また、中1で差が付く「頻度の副詞」を解説する前に、「そもそも副詞って何?」というお話からしています。「品詞って何?」という生徒に見て欲しいです。

