このブログを見られている方ならご存じでしょうが、英語は、分かっている学生にはさほど苦ではなく、分からない生徒には手ごわい教科です。「中1からやり直したい」「I am~. からやり直したい」実際に言われたこともあります。

 

また、英語に限らず勉強が分からなくなっている学生は、「何から聞いて良いのか分からない」のであり、「何が分からないのか分からない」ので、「分からない所を聞いてください」と言ってもあまり意味がない、ということは指導者ならみんなご存じだと思います。そういう意味で、冒頭に書いた「中1からやり直したい」「I am~. からやり直したい」は、本当にそうかな?と言いたい訳です。

 

それは文字通り、必ずしもそこまで戻らなくても良い、という意味もありますが、それよりも、戻った所で大事なポイントをしっかり学べない限りやり直す意味がない!と私は言いたいです。

 

大事なポイントとは?私は文法、それも、あえて言えば「一般動詞の用法」だと考えます。

前置詞や冠詞の役割も込みの「一般動詞の用法」です。

みんな、そこでつまずき、そこを解決すれば英語学習が進むと実感しています。

 

表題に対する解答、「英語を1からやり直したい人はどうすれば良いか」、その答えはいくつかあるでしょう。

世間一般でよく言われている対処法は、以下のようなものでしょうか。

① とことん教科書・例文を丸暗記する

 →成果は出やすい方法でしょうが、苦痛でかえって英語嫌いになる方法ではないでしょうか。

② 単語をとことん完璧にする

 →成功しにくい上、成功した所で理解できないままになりがちです。

③ 文法を1からやり直す

 →やり切れば成功するが、無駄な勉強も含まれたり難しいかも知れない。

文句ばっか言ってますが、私は①~③の方法では英語を攻略できないと思っています。

 

では、私のやり方はどうか。

④ 中学で出題され、かつ中学生がつまずきがちな所を重点的に学習する。

という、なんだそれ?答えになってないぞ!

と言われそうなずるい方法が私のやり方です。

文法と言えば文法超重視なのですが、

もっと入口で、日本語とのギャップにつまずく部分、

それは一般動詞、前置詞、冠詞の、非常に浅い部分での概念なのですが、その辺りを正確に、間違っても「表現」とか「慣れ」などではない、論理として把握してもらうこと、そこが日本人にとっての英語理解のスタートになると実感しています。

 

もちろん、その上で

⑤ たっぷりの問題演習で練習する

が不可欠ですね。

⑤は、私にとっては①や②とは似て非なるものです。

ひたすら出来るまで丸暗記させる、そんな楽しくなくて非効率な学習は、私は極力させません。しかし、問題はたくさん解かせます。端的に言えば、これが私の英語指導の本質です。

 

そんな私の最近の中1英語の更新です。

本記事とマッチした、一番見て欲しい動画が、この

中1英語(5)、「一般動詞」の解説動画です!


一般動詞の使い分けや、前置詞・冠詞の使い分けも解説しています。このあたりは2・3年生でも教えてもらう機会や復習する機会がなく、弱点になりがちです。また、英単語はやみくもに暗記するよりも一般動詞から暗記することが成績向上の近道です。ここで登場する一般動詞は暗記しましょう。英語の根本でつまずく生徒に見て欲しい、大丸お勧めの一本です。

 

その前の更新がこちら

 

 

中1英語(4)、「This is ~.」


be動詞の使い方をマスターします。なぜ英語学習では否定文や疑問文を作るのか、どうやって作るのかが分かる動画です。正しい論理を身に付けて英語学習のスタートダッシュを切りましょう。

 

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