当ブログの最初の記事でも書きましたが、私はかつて、業務として給料をもらって解説動画を作っていました。そのとき作っていたのは、英語と社会です。

 

今は、ほとんど趣味として、Youtubeで無料の動画を手掛けています。

自分としては、おすすめしたいのは社会でした。

社会は、主要教科と比べ、塾などで扱ってもらえなかったり、解説をしてもらえる機会が少ないんじゃないか、そして、他の教科と比べて相対的に「映像を見るだけである程度成績が上がりやすい」(裏を返せば数学や英語など映像を見る“だけ”では成績は上がらない)のではないか、と思っていたからです。

 

逆に、英語は、出来れば一生無料では公開しないでおこう、とも思っていました。英語は本当に指導法に自信があったので、無料で公開したくない(逆に他の教科は何も特別なことを言わないので、出し惜しむ気持ちはない)、しかも、英語は「ただ映像を見る“だけ”では成績が上がらない教科」でもあるので、中途半端に“ただ映像を見るだけの勉強法”をされて「大丸先生の英語は成績が上がらない」と言われるのが心外だな、なんて気持ちもありました。やるなら、十分な問題演習や音読練習とセットで受けて欲しい、そうすれば確実に英語の成績を上げる自信があるのに、と。

 

そして、自分の中で、「数学」と「理科」は、自分は特別変わった指導法や教え方をもっていない、自分が動画を作っても、そこらで市販されている参考書の劣化コピーにしかならんし、そもそも“見るだけ”では意味がない教科だし、みんな日ごろから十分勉強しているだろう、だから需要がないだろう、と予想していました。

 

ところが、

 

売り手は買い手の気持ちが分からんものですなぁ。

アクセス解析から人気があるのは、「数学」と「理科」ばかりなのです。自分としては、全くお勧めでない教科が…。やはり、塾講師として子ども達に接していると、世の中の子どもは全員塾に行っているような錯覚に陥りますが、ちょっと調べたら分かること、現代の通塾率はそんなに高くないのですね。自分が考えていたより、はるかに数学・理科でお困りの子ども達は多いようです。

そして、その「お困り」の前では、自分が良かれと思ってやっていた社会・英語など、彼らにしたら「まだ自力で何とかなる教科」であるようなのです。

なるほど。

分からないでもない…、自分の門下生たちにはない傾向ではあるが。

 

という訳で、当分「テスト対策」「テスト範囲」ということを考えなくても良い訳であるし、実践で判明した需要と供給を踏まえ、お勧めのつもりだった「社会」の動画作成は、当分凍結することにしました!

 

かと言って、こちらが乗り気になれない数学・理科から作るというのも、妙にプライドが邪魔をします。よって、「英語」から着手し、少なくとも学校再開までは、教科限定で動画作りをしようと思います。

 

そんな訳で、中1英語の動画を最初から…。

 

「アルファベット」だけは覚えてもらった前提で、あとは、ローマ字、フォニックスから指導する中学英語シリーズの作成に着手しました。まずは、立て続けに3本公開しています。しばらくは、ハイペースに作って行こうと思っています。

 

中1英語(1).英語の書き方・読み方、ローマ字


中1の定期試験でも出題される「ヘボン式ローマ字」の解説が中心ですが、前半で、英語の勉強を始めるにあたっての心構えをお話ししています。英語を初めて学ぶ小学生や、英語を一からやり直したい中学2年以上の生徒にも見て頂ければ幸いです。

 

中1英語(2).発音・アクセント問題の考え方


フォニックスを中学生に必要な範囲で詳しすぎないよう解説します。発音記号の解説もしています。意外と苦手な生徒が多い「アクセント問題」の攻略法も解説しています。英語を初めて学ぶ小学生や、英語を一からやり直したい中学2年以上の生徒にも見て頂ければ幸いです。

 

中1英語(3).I am~. You are~.

いよいよ英文法学習のスタートです。この動画では「文頭を大文字にする」など書き方のルール、ピリオドやアポストロフィなどの記号のルール、および短縮形の説明も行っています。実際に試験で気を付けて欲しいポイントを重視した、実践的な入門動画です。

 

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