久しぶりに更新します。
前回、更新のあと、「今度は数学の話を書こう~」と思いながら、リアルの教室のお仕事が忙しくなり更新出来ませんでした。今回は予定通り、数学の話を書こうと思います…。
数学も英語同様、「積み重ね」の教科なので、一度苦手にしてしまうと復活が非常に難しいです。
いくつかつまずくポイントはあります。
抽象的な文字や関数の概念でつまずいた場合、
途中式を書く習慣がないために、長手数の式変形ができない場合、
文章題を立式するためのパターンを習得していない場合、
図表を書く習慣がないためにグラフ・図形の応用問題が解けない場合、等々。
こうして見ると、数学でつまずく原因は、ほんの「ひと手間」を惜しんだこと、
「必ず書きましょうね」
「必ず覚えましょうね」
そのひと手間を惜しんだがために、積み重ねが出来なかったこと、
それが原因で数学が出来なくなります。
逆に言えば、それさえ出来れば「数学だけは得意」というケースになり、
むしろ中学生までだと、そちらの方が多い傾向すらあります。
とにかく、数学で一度つまずくと、逆転は困難です。
しかし、割と有名な話かも知れませんが、数学には、
数学嫌いの人でも「ここだけは出来る!」となる逆転可能単元が、
いくつか散りばめられています。
代表的なのは、中3の4月に習う、「多項式の展開と因数分解」。
それまでの複雑な方程式や関数、図形から解放され、いきなり
「たし算とかけ算さえ出来れば誰でも出来る」ボーナスステージがやってきます。
中3の4月には、日本中で多くの数学嫌いたちが敗者復活のチャンスに奮闘し、
実際多くの生徒がそこで復活のきっかけを掴んでいます。
それに次ぐ復活チャンスが、中2の10月ごろにやる
「平行線と角」「多角形と角」など、角度の問題、そして
中3の10月ごろにやる「相似」「平行線と線分の比」
といった図形シリーズです。
ここも、たし算とかけ算さえ出来れば「算数」のノリで解けます。
ただし、ここをまともにやると、辛く難しい、みんなが大嫌いな「証明」なども
一緒に出てくる時期です。
(まぁ、証明が大事なのは承知していますが、数学嫌いの子どもには拷問ですわね。)
なので、ここは、「誰でも復活のチャンスになる」というより、
上手く誘導してやれば敗者復活のチャンスになる、という腕の見せ所な単元です。
この秋も、私の教え子の「数学嫌い」たちは、何人も復活を果たしました。
夏ごろの文章題や関数ばかりの試験に、目を覆わんばかりの得点だった子たちが、
今回の「図形の計算問題」だけはやるんだ!と意気込んだ結果、
数学は、前回比で10点アップ、20点アップ、30点アップ!を果たしました。
そんな数学の図形シリーズがこちら。
まだ中3のものしかアップ出来ていません。
<中3数学、図形と相似>
証明問題は一旦置いておいて、数学でお困りの生徒は「計算問題」だけマスターしましょう。
この分野の計算問題は少し練習すれば誰でも解けるようになります!
コツは「重なっている図形を並べて書き直す」こと。
このひと手間だけで、誰でも相似マスターになれます。
<中3数学、平行線と線分の比①>
ここで「中点連結定理」を扱います。
市販の問題集では最後の方(②など)で扱われがちな単元ですが、
大ざっぱ流では最初の方(この①の動画)で扱います。理由は、簡単だから!
とっても簡単だけどよく出る「中点連結定理」をまず完璧にして、自信を付けましょう。
<中3数学、平行線と線分の比②>
「ab/(a+b)」の公式でお馴染み、有名な「砂時計と三本の平行線」のパターンから、
ちょっとマニアックな「角の二等分線の定理」など、相似と比のシリーズの中で、
やや難しめな(だけどよく出る!大切な)パターンを学習します。
<中3数学、.図形の計量>
中学3年間の図形問題で一番難しいパターンです。単なる知識の確認だけではなく、
実際に定期テストや入試でよく出るパターンを独自の切り口で紹介します。
「大ざっぱ授業」の中では一番難しい単元ですが、分かりやすく説明できるよう努めました。
<中3数学、円周角>
「解説①→例題1→例題2→解説②→例題3→例題4→まとめ」とい う構成ですが、
基本は分かっている方は「例題2(08:24あたり)」から 視聴して頂くことをお勧めします。
基本の補助線を引くパターンから、 応用の接弦定理、内接四角形まで学習します。
<中3数学、三平方の定理> New!!
実戦で大切になる計算テクニックや、特別な三角形の比をしっかり解説。
さらに、みんながつまずきやすい応用問題を練習します。
友人から「画質が暗いんじゃない?」との指摘を受け、
最新の「三平方の定理」から編集の際に画質を明るくしています。