このブログは、Youtubeチャンネル「仮面講師 大丸先生の大ざっぱ授業」の視聴者に向けて立ち上げました。
まず初回は、私の動画について述べたいと思います。
<動画公開のいきさつ>
私は、学習塾業界にずっと勤めてきました。数度の転職経験がありますが、基本的には学習塾業界で、様々な業態を経験してきました。以前の職場では社内で視聴してもらうためにこのような動画を自分で作成し、一部をサンプルとしてYoutubeで公開したこともあります。ただ、現在は他社で教室長の職に就き、講師としての業務をすることが原則なくなりました。元講師として、仕事とはいえ、現在の業務を寂しく思い、自分の仕事を埋もれさせるのは惜しい気持ちで、個人として動画作成を始めることにしました。あくまで自己満足のための公開ですが、誰かのお役に立つことがあればと願い、一通り公開していく予定です。
<動画の基本方針>
私の主な顧客層は、やる気に満ち溢れた生徒たちでもなく、難関校合格に燃える生徒でもなく、「学習に興味・関心が持てない」「何から手を付けて良いか分からない」という生徒たちでした。どうしたらそんな子たちを救えるか?というのは永遠のテーマでして、講師の数だけ答えがあるかも知れません。ただ、私なりの答えは、「まず大ざっぱに」「これだけは出来る」という「きっかけ」を持ってもらうことでした。とても簡単なことだけ覚えてもらい、簡単な作業(問題演習)に取り組んでもらうことで、「僕にも出来た!」を入口にしてもらう。この動画もそのようなポリシーに基づいて構成されているため、非常に大ざっぱですし、基本的です。覚えること、覚え方も、あえて自己流に変えている所もあります。時には不正確でさえあります。しかし、そういった方便が迷える子たちの救いになることを、私は人生を懸けて実践して来ました。「大ざっぱで基本的」、これが私の基本方針です。
<動画の活用方法>
視聴はもちろん自由ですが、現役の学生が成績向上のために視聴するのであれば、板書はノートに写すことをお勧めします。その際は一時停止も活用すると良いでしょう。動画によっては、文字が読みやすいように、大切な部分は字幕でも出すようにしています。また、「写すまでもないかな」と思う内容は口頭に留めたり字幕のみで出すようにしています。
<動画の正確性について>
私の無知やミスにより不正確な配信をしてしまうこともあると思いますが、それは仕方ないとして、あえて分かっていて違うことを教える場面があります。例えば、英語で「be動詞はいくつあるか」という場合、私が知っているプロ講師でも、中1の最初から正確に「8個」と教える講師がたくさんいますが、私は敢えて、「3個だよ」と教えます。また、「be going to」と「will」の違いは説明できますし中3以上には教えますが、中2以下には敢えて「同じ」と説明します。助動詞が5個でないことは知っていますが、「5個です」と教えます。時が来たら「以前、そう言ってたけど、実はアレはウソだ!」と言って、後から知識を上書きします。そんなことをしていたら生徒が混乱しないか!?と思われるかも知れませんが、私の経験上、こうして上書きしていく方が正しく覚えてもらえます。社会にしても、公のテキストであれば様々な配慮から正確に記述する事項でも、批判を恐れず大ざっぱに記述します。大人が視聴した場合、そういった不正確さが気になるかも知れませんが、ある程度、ご了承頂ければ幸いです。
<動画のセールスポイント>
私は理系出身の英語と社会が大好きな講師なので、中学生の教科としてはオールラウンダーです。こちら動画は国語を除く4教科に対応しています。ですが、特に自信があるのは英語です。私自身、現在の日本の英語教育には問題があり、指導力のない指導者が非常に多いと感じています。その結果、英語の学習指導は、“たいくつな暗記を繰り返すつまらない苦役”になっているか、または、英会話寄りの“楽しいけれど身にならない学習”が世の中に多く出回っていると思っています。詳しくはここでは掘り下げません。英語であれば、私は文法を非常に重視して指導します。英語は「このセリフが言えると便利だからそのセリフ覚える」のではなく、こんなセリフ10年で一回しか口にしないかも知れなくても、「文法理解の助けになる文章だからそのセリフを作ってみる」という考え方で指導します。どうぞご期待ください。
<カリキュラムと更新状況>
動画のリストと準拠を別ページに紹介します。リンクが付いていない単元はまだ作っていません。まずは需要が高そうな中学生の4教科を更新していきます。各学年の4月からでなく更新を始めたのが2学期の後半であるため、そこからスタートして一周する予定です。準拠教科書であれば、順番通りに視聴できますが、他社を採択の地域の方は、適宜単元を前後させてご視聴ください。将来的には中学国語、高校の英語・数学も指導経験があるため作成するかも知れません。それは遠い先のお話…。