温泉粥
ヨーロッパでは古くから、温泉飲むこと(飲泉)の方が入ることより盛んにされており、『ミネラルを多く含んだ温泉を飲むことは野菜を食べる以上に体によい』と言われています。
ここ長湯温泉にも飲泉の文化は古くからあり、昭和初期にガニ湯で飲泉する姿が写真に残されています。
町にはいくつも飲泉場があり、町を歩けばその文化に触れることができます。
さて、ここ長湯温泉の炭酸泉は『飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬』(九大・松尾教授)と称えられたとおり、マグネシウムやナトリウム、カルシウム、カリウムなど豊富なミネラルが含まれており、そのお湯は腎臓や胃腸、肝臓などに効果があるとされています(個人差があります)。
今、大丸旅館ではこの温泉を使って独自の製法により誕生させた、『汐くじら温泉粥』を朝食にお出ししております。
九州地方では汐くじらはポピュラーな食べ物で、昔は炭鉱で働く人たちのご馳走だったとか。山里で貴重な塩分を補給してくれたのです。
山の恵みと海の恵みのハーモニーがが生み出す珠玉の逸品を、ぜひご賞味ください。
茶房“川端家”でもメニューに加わる予定です。当旅館にお泊りでないお客様も、こちらでどうぞ。